シニアで起業!成功するための6つのポイントと失敗する人の共通要因

シニアで起業!成功するための6つのポイントと失敗する人の共通要因
株式会社SoLabo 代表取締役 田原広一
この記事の監修
株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者
資格の学校TACで財務諸表論の講師を5年行う。税理士事務所勤務を経て、平成23年より個人で融資サポート業務をスタート。
平成27年12月、株式会社SoLabo立ち上げ。
融資支援業務に力を注ぎ、現在では400件以上の融資支援を行っている。

誰が言いだしたのか知りませんが、「人生100年時代」と私たちの寿命が延びていることをアピールする言葉が最近よく使われています。

シニア(55歳以上)層は年々増加し、65歳以上の高齢者においては2017年度で57万人も増加しています。60歳前後の方はまだまだ元気で、「最後に何かチャレンジしてみようか」と起業を試みる方も増えています。今回の記事では、シニア起業のポイントと注意点をお伝えします。

1.シニア起業で成功するための5つのポイント

①自分が現役時代に作った経験や人脈をフル活用できる業界を選ぶ

シニアは経験がたくさんあるため、「雇用における宝庫」とも言われています。現在と違い、今シニアの方が現役時代に働いていた時は、終身雇用で長い間おなじ職場で働いていたので、必然的に経験が豊富になるためです。

もしあなたが上記のように豊富な経験をお持ちであれば、是非それを活かした起業をしましょう。「経験はないけど、趣味でずっと続けていることで起業したい」というケースでの成功例もあります。但し、その場合も元々行っていた本業を組み合わせたビジネスモデルを作りましょう。

例えば、本業で飲食店をしていて趣味が鉄道の方の場合。趣味の鉄道コレクションを楽しめる鉄道カフェを起業しますが、その際のメニュー提供はお手の物です。経験も趣味も活かせる起業と言えるでしょう。

②絶対に必要な生活資金として考えない

シニア起業は生活資金がマイナスの状態ではやらない方が賢明です。経験や人脈という点では豊富にあるシニアですが、体力は年々衰えてきます。そのため、今までは縁のなかった医療費などが生活費の中で増えていきます。

シニア世代の方が融資を受ける際は、借入残債は少なく、返済可能と見込まれる状態でないと審査にはなかなか通りません。現在既に数社から借り入れがある方は、配偶者や息子さんなどの通帳を見せられるなどの協力がない場合は、貯蓄がかなり(1,000万円以上)ないと融資の審査は厳しくなります。

③年金を計算に入れて計画を立てる

65歳以上であれば年金を受給できます。(減額になりますが60歳からに早めることも、増額のため70歳からに遅くすることもできます。)65歳前後のシニア世代で起業する場合、事業用資金の融資を受ける際には「年金はもう受給されていますか?」「年金の種類はなんですか?」などと融資担当者から確認されることがあります。起業する前に、以下の点についてチェックして事業計画を立てましょう。

  • 自分はいつから年金が受給できるのか
  • 自分と配偶者の年金額は年額でいくらの予定なのか
  • 日々の生活費はいくらで、年金でそれは足りるのか

④自分はどんなタイプのシニア起業家になれるかイメージする

「シニア 起業」で検索すれば、数多くの事例を参照することができます。自治体が作っているシニア起業のガイドブックまでダウンロードできます。それらをひたすら見ていくと、いくつかの成功パターンがあるのに気づきます。

【シニア起業で成功するよくある3つのパターン】

  • 自分が育った地域貢献のための起業 →恩返しの気持ちがあり成功
  • これまでずっとやりたかったけどできなかったことでの起業 →知識や計画があり成功
  • 周りの人から是非にと頼まれ複数人での起業 →人脈と協力がある中での起業で成功

シニア起業家の事例を参考にしつつ、自分の経歴が似ている人や興味をひく人がいたら、良い点は積極的に真似しましょう。

⑤使えるものはとことん使う!シニアが使える助成金や補助金を調べよう

最近のシニアは昔のシニアではない!ということは、国や自治体もよく知っています。知っているうえで、シニアの方達に輝いていただきたいと様々な助成や支援をしています。

女性・若者・シニア・主婦の起業を支援!日本政策金融公庫(国金)の支援金とは?

上記では、日本政策金融公庫でのシニア向けの資金について紹介しています。他にも、厚生労働省では「生涯現役起業支援助成金」を実施しています。これから起業する方で40歳以上なのであれば、是非チェックしてみてください。

厚生労働省|生涯現役起業支援助成金

※上記URLをクリックすると、厚生労働省の公式ページにリンクします

⑥後継者がいる方がいい

シニアの方が日本政策金融公庫で初めて融資を受ける場合は「新創業融資制度」という制度を使って融資を受けることになりますが、この制度には驚くことに年齢制限がありません

不思議ですよね。80歳でも返済期間7年の融資に通る場合だってあるのです。ご本人の経歴が良い場合、そして後継者がいる場合は高齢でも融資に通る場合があります。

2.こんなヒトが失敗してる!シニア起業でよく失敗するケースとは?

60歳以上のシニア起業家は年間で3万人以上もいるそうです。しかし、その半数は赤字に陥っています。

①融資の書類を揃えるのがこんなに大変とは..!融資時点で失敗

事業をする上で、資金調達は大切です。ビジネスではよく「モノ・カネ・ヒト」の3つの流れが大切だと言われていますが、融資に通れば仕入れや雇用が可能です。(返済はありますが)

あなたが初めて融資を受ける場合、その書類の多さに驚いてしまうかもしれません。しかし、当サイトではわかりやすく解説している記事がたくさんあります。参考にすれば、融資の書類も充分に準備できます。

日本政策金融公庫で融資を受ける際に必要となる書類と必要書類の集め方の全て!

②シニアでも起業については1年生!準備不足が原因

本業では部長をしていた、本業では店長だった、など、シニア起業家の多くはある業界の中でそれなりに経験を積んでいます。そのため、起業に対して「これぐらいで大丈夫だろう」といった甘い考えがありがちです。

会社員だった方が店を開く場合も、お店を開いていた方が会社をつくる場合も、全く異なる知識や手続きが必要です。また、会社員でも常に人に指示を出してもらった立場だった方は、事業をまとめるリーダー的な役割に向いていない場合もあります。

また、事業を起こすということはそれに関わる税金や法律の知識も最低限、必要です。

③5人に一人!経験不足が原因

日本政策金融公庫の発表したシニア起業家の実態調査によると、未経験職種での起業が22%以上あったそうです。やはり、シニアでの起業は経験が豊富な業界を選択した方が無難と言えるでしょう。

まとめ

シニア起業を成功させるためのポイントは、経験を活かせるビジネスモデルを作る、生活資金が足りない場合はやらない(バイトする)、年金と助成金などの公的基金について調べることです。

業務経験が長いのと起業で成功するかは別物です。シニアの豊富な経験を活かしつつ、起業に必要な知識(法的手続き、資格、資金、会計、損益計算など)も自分で勉強するか専門家に相談しながら蓄積していきましょう。

 

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