100円の給与削減で月数千円の社会保険料の削減方法公開

100円の給与削減で月数千円の社会保険料の削減方法公開

社会保険料は少しの工夫で削減することができます。今回の記事では、簡単にできる社会保険料削減テクニックをご紹介致します。

1.入社時の給与を100円減らして社会保険料削減

例を使ってご説明致します。

(例1)1人あたり月に2,880円削減する事例

東京都にある株式会社ラボは、新卒を10名採用しました。 その新卒の初任給を月290,000円と月289,900円で100円だけ給与に差があるとします。 社会保険料の支払額はどれくらいの差がでるでしょうか?

【月290,000円にした場合の社会保険料は?】

会社の負担額は、月41,697円です。

【月289,900円にした場合の社会保険料は?】

会社の負担額は、月38,917円です。

※平成27年11月現在の率を使って計算しております。 月に100円を下げることによって、会社の負担額が2,780円減少します。

会社は、100円の給与削減に成功し、保険料負担額が2,780円減少するため、合わせて2,880円得します。 1年で計算すれば、2,880円×12=34,560円の得です。

10人いれば、34,560円×10=345,600円も得できるのです。 会社の負担額も減りますが、従業員も2,780円負担額が減少します。

つまり、額面を100円減らすことで、従業員は2,780円の社会保険料を得するので差し引きすると2,680円従業員は得することができます。 1年で計算すれば、2,680円×12=32,160円得します。

※社会保険料は、従業員と会社で半分ずつ負担することになります。それぞれが社会保険料額を削減することができるため、どちらにとってもメリットがあります。

(例2)1人あたり月に1,490円を削減する事例

東京都にある株式会社ラボは、新卒を10名採用しました。 その新卒の初任給を月195,000円と月194,900円で100円だけ給与に差つけました。 社会保険料の支払額はどれくらいの差がでるでしょうか?

【月195,000円にした場合の社会保険料は?】

会社の負担額は、月27,798円です。

【月194,900円にした場合の社会保険料は?】

会社の負担額は、月26,408円です。 ※平成27年11月現在の率を使って計算しております。

月に100円を下げることによって、会社の負担額が1,390円減少します。 会社は、100円の給与削減に成功し、保険料負担額が1,390円減少するため、合わせて1,490円得します。

1年で計算すれば、1,490円×12=17,880円の得です。 10人いれば、17,880円×10=178,800円も得できるのです。

会社の負担額も減りますが、従業員も1,390円負担額が減少します。

つまり、額面が100円減少し、従業員負担の保険料は1,390円削減するため、従業員も1,290円得することができます。 1年で計算すれば、1,290円×12=15,480円

2.社会保険料はなぜ削減することができるのか?

社会保険料は標準報酬月額表を使って計算します。 まずは、下記サイトで標準報酬月額表をご覧ください。

https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat330/sb3150/h27/h27ryougakuhyou

※都道府県ごとに表がありますので、該当する地域を選択してください。 社会保険料の金額は、一番左の列にある標準報酬によって計算されます。また、1~47の等級にわけて社会保険料の金額が増加していきます。

上記1の(例1)の場合、給与が290,000円であれば、等級22の保険料となります。 給与が289,900円であれば、等級21の保険料となります。 つまり、その等級を一つ下げるように給与の金額を調整することで、従業員も会社も得をするのです。

【ポイント】

等級によって保険料の金額が決められている 等級21の270,000円以上290,000円未満の保険料は、 合計77,834円(従業員と会社は半分ずつ負担) 等級22の290,000円以上310,000円未満の保険料は、 合計83,394円(従業員と会社は半分ずつ負担)

※40歳未満の従業員を前提に計算した金額です。 つまり、給与を少しさげて等級を下げることができれば、社会保険料の金額が減ります!!

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まとめ

少し給与を下げることで、従業員は手取りが増え、会社は支出が減ります。簡単にできる保険料削減テクニックですので、給与を決める際は、一度標準報酬月額表を確認してみましょう!!給与の金額が高い方であれば、得する金額も更に増加していきます。 多くの従業員を抱えている会社であれば少しの工夫で年間100万円以上得する会社もあるかと思いますので、一度チェックしてみるとよいのではないでしょうか。

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