経営者の皆様。
節税をするために多くの領収書を提出し、決算書が少しだけ赤字になりそう!という方も多いのではないでしょうか?
将来的に融資を受ける予定が少しでもあるのであれば、絶対に赤字にすべきではありません。
今回は、少額の赤字にしてはいけない理由をご紹介します。
1.少額の赤字を理由に融資を受けられないことがある
10万円程度の赤字にして、確定申告書や決算書を提出する方がいらっしゃるのですが、10万円程度赤字にしてしまったがために融資を受けることができなかったという方がおりました。
金融機関は、赤字の方に融資をすることを嫌います。
もちろん赤字だから融資を受けることができないわけではありませんが、少額の赤字が理由で融資が失敗に終わってしまう可能性があるのです。
資金調達に失敗してしまうと将来の事業計画が狂ってしまう可能性があると思いますので、資金調達に失敗しないために、不利になる要素は排除しておくべきでしょう。
2.多額の赤字がでるのであれば、そこで1円でも多く赤字を出しておくべき
多額の赤字の場合には、ギリギリ黒字にすることもできない状況でしょう。
このような状況であれば、1円でも多くその期に赤字を出し、翌期以降は、黒字を出せるようにしていきましょう。
1期目赤字を出し、2期目が黒字となれば、2期目の決算終了後に融資を受けることも可能なことが多いです。
赤字と黒字を毎期繰り返していくのは、印象が悪いです。
1期目は赤字でも多めに見てもらえますが、2期目以降は、すべて黒字を目指しましょう!
3.融資は、設立してすぐに1度利用すべき!
融資は、創業してすぐが受けやすいです。
もちろん常に黒字が出来てる会社であれば、いつでも融資を受けられますが、予定通り順調に成長できる会社はあまり多くありません。
思っていたよりも売上が伸びずお金がなくなってから融資を申し込んでも融資を受けられないことが多いです。
そのため、設立してすぐにお金が必要なくても、1度融資を受けておくとよいでしょう。
設立してすぐであれば、自己資金と過去の経験がある方であれば99%の方が融資を受けることができます。
融資は、受けやすいときに利用することが会社の成長につながります。
まとめ
まだ確定申告や決算が終わっていない方は、少額の赤字が出そうであれば、絶対に黒字にすべき!ということを覚えておいてください。