会社の在庫管理できていますか?販売効率も分かる棚卸資産回転率!

会社の在庫管理できていますか?販売効率も分かる棚卸資産回転率!

棚卸資産回転率とはなんでしょうか?

棚卸資産回転率を知ることで会社の販売効率を把握することができ、在庫管理も行うことが出来るため事業を行う上で棚卸資産回転率を知ることは会社を継続させていくためには、とても重要なポイントだと言えるでしょう。

今回は棚卸資産回転率の算出方法や活用の仕方についてご紹介します。

1.棚卸資産回転率とは

会社の在庫管理できていますか?販売効率も分かる棚卸資産回転率!

棚卸資産回転率を在庫回転率と呼ぶこともありますが、2つは同じ分析指標です。

棚卸資産とは、会社の経営活動(製造・販売・管理)のために保有している流動資産であり、「商品」「製品」「半製品」「原材料」「仕掛品」などを指します。

棚卸資産回転率は、これら棚卸資産がどのくらい効率的に販売されているかを示します。

会社の在庫管理できていますか?販売効率も分かる棚卸資産回転率!

例えば、商品を100万円で仕入れた場合、会社が保有する棚卸資産(商品)は100万円です。仮に、この商品を全て販売すれば、費用(売上原価)が100万円計上されます。

このように、商品に投下した資本が、棚卸資産から費用(売上原価)に転化することを、資本が1回転すると考えます。

資本が回転した分、この商品の費用(売上原価)に対応する売上高が、また新しい商品仕入れの源泉となります。

このように、投下資本の回転に焦点を当てた指標が棚卸資産回転率であり、会社の経営活動のために保有する棚卸資産が、1年間でどのくらい効率よく回転できたのか(何回転できたのか)を表します。

2.棚卸資産回転率は高い方が良いの?

一般的には、棚卸資産回転率は高い方が良いとされますが、単純な判断は禁物です。

棚卸資産回転率が高いほど効率よく販売できていると言えますが、同時に在庫数が少なくなり、販売機会の逃してしまう在庫ロスのリスクが伴います。

逆に、棚卸資産回転率が低ければ在庫がなかなか捌けていない事を意味しますので、棚卸資産の一部が不良在庫となっている可能性も考えられます。

このように、棚卸資産回転率を分析する事で、会社内の適正な在庫管理に役立てる事ができ、更に詳細な分析をする事で、衰退している商品などの発見に繋げることもできるのです。

棚卸資産回転率は、会社の経営活動のために保有する棚卸資産が、適正なサイクルで動いているのかを知る重要な分析指標です。

3.棚卸資産回転率の計算方法

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計算に使用する売上原価は、当期1年間のフロー数値ですので、一般的には分母の棚卸資産を1年の平均棚卸資産{(期首+期末) ÷2}を使用し、分子のフロー数値と対応させて分析を行います。

また、売上原価に変えて売上高を使用して分析する場合もあります。

仮に、売上原価が500、棚卸資産が100であるとします。

この場合の棚卸資産回転率は5回転(=500÷100)となり、1年間で会社の保有する平均在庫の5倍もの投下資本が費用(売上原価)に転化したことになります。

言い換えれば、それだけの売上高を計上出来ているということです。

4.棚卸資産回転率の数値はどう判断するか

前述したように、棚卸資産回転率は会社の適正な棚卸資産サイクルを知る指標です。もし回転率が標準よりも高いor低いのであれば、下記のような状態となっているかもしれません。

(1)棚卸資産回転率が高い

◆棚卸資産が効率よく販売できている(売上高・売上原価が効率よく計上されている)。

◆棚卸資産が少なすぎるか、在庫期間が短すぎる場合は在庫ロスのリスクがある。

◆棚卸資産の在庫が少ない⇒ 発注量の見直し等

◆棚卸資産の在庫期間が短い⇒ リードタイムの見直し等

(2)棚卸資産回転率が低い

◆棚卸資産が効率よく販売できていない可能性がある(売れ行き悪化の懸念)。

◆棚卸資産が多すぎるか、在庫期間が長すぎる場合は、不良在庫や棚卸資産の価値低下が発生している可能性がある。

◆棚卸資産の在庫が多い⇒ 売れ筋、死に筋在庫の分別、需要の調査等

◆棚卸資産の在庫期間が比較的長い⇒ 在庫の陳腐化の調査、不良在庫の調査等

5.まとめ

棚卸資産回転率は、会社の販売サイクルの管理や在庫管理に有効な指標です。

棚卸資産回転率が悪化した状態が続くと、手元資金が増加せず、資金繰りに影響を与えるかもしれません。

この指標をうまく利用して会社の棚卸資産状況を適切に判断し、会社の管理に役立てましょう!

〇棚卸資産回転率は、棚卸資産の販売効率を見る指標である。

〇棚卸資産回転率は適正在庫の管理に役立つ指標である。

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