キャリアアップ助成金~平成29年4月1日変更~

キャリアアップ助成金~平成29年4月1日変更~

平成29年4月1日より変更されたキャリアアップ助成金は、上手に活用することで資金調達につながります。助成金とは政府から支給されるもので、要件を満たし申請することで受給することが可能です。さらに返済する必要がなく受給した助成金の用途は自由なので事業主のかたの資金繰りに役立てることもできます。今回は助成金の1つであるキャリアアップ助成金についてご紹介します。

1.平成29年4月1日に変更された「キャリアアップ助成金」って?

会社にとって従業員は大切な要素の一つです。キャリアアップ助成金では派遣労働者やアルバイト、契約社員などの期限付き雇用の従業員を正規雇用の従業員として雇用した際に受給できる助成金です。

キャリアアップ助成金には3つのコースがありましたが、平成29年4月1日に内容が変更され、新しいコースを加えた8コースになりました。有期雇用労働者の就労環境を改善し、キャリアアップ計画によって技術や能力を向上させることで会社の生産性も向上するでしょう。従業員にとっても事業主の方にとってもメリットだらけの助成金です。では、キャリアアップ助成金にはどのようなコースがあり受給するための要件や受給額はどのようなものなのでしょうか?

2.キャリアアップ助成金8つのコース

(1)正社員化コース

期限付き雇用の従業員を正規雇用の従業員へ転換した場合の助成金。平成29年度より助成額が増額された。また正規雇用の労働者として勤務地・職務限定の社員や短時間正社員を含む。

(2)人材育成コース

期限付き雇用従業員に対し職業訓練等を行い、従業員の技術向上などを図った場合の助成金。1年度に1事業所が受給できる額が増額された。

(3)賃金規定等改定コース

賃金規定の増額改定を行い、期限付きの従業員全員または一部に適用した場合の助成金。基本給を増額した対象の従業員数によって受給額が変わる。

(4)健康診断制度コース

期限付き雇用の従業員を対象とした健康診断制度を定め、4人以上が健康診断を実施した場合の助成金。1事業所あたり1回のみ受給することができる。

(5)賃金規定共通化コース

期限付き雇用の従業員に対し、正規雇用の従業員と同様の職務内容に伴った賃金規定を適用した場合の助成金。1事業所あたり1回のみ受給することができる。

(6)諸手当制度共通化コース

期限付き雇用の従業員に、正規雇用の従業員と同一の手当等に関する制度を導入・適用した場合の助成金。平成29年度より加わった新たなコースで1事業所あたり1回のみ受給することができる。

(7)選択的適用拡大導入時処遇改善コース

労使合意の内容に沿って社会保険の適用範囲を拡大・適用し、新しく被保険者となった有期雇用の従業員の基本給を増額した場合の助成金。平成29年度より加わった新しいコースで基本給を増額した割合によって受給額が変わる。

(8)短時間労働者労働時間延長コース

短時間労働従業員の1週間の所定労働時間を5時間以上延長し、対象となる従業員に社会保険を適用した場合の助成金。また、1週間の所定労働時間を1時間5時間の範囲内で延長し、対象従業員の賃金が下がらないように「賃金規定等改定コース」と併用した場合にも利用できる。

3.キャリアアップ助成金を利用する対象事業主の要件

キャリアアップ助成金の利用をする際は以下の要件を満たしている必要があります。前コースに共通した要件なので確認してきましょう。また、コースごとに設定された要件は厚生労働省のホームページでご確認ください。

厚生労働省ホームページ:キャリアアップ助成金

・雇用保険を適用している事業所の事業主

・キャリアアップ管理者を雇用保険適用の事業所ごとにおいている事業主

・雇用保険を適用している事業所ごとに対象の従業員に対してキャリアアップ計画書を作成し管轄の労働局へ提出・受給認定を受けた事業主

・利用するコースの対象である従業員の給与支払い状況などが確認できる書類を作成し保管している事業主

・キャリアアップ計画書に記されたキャリアアップ計画期間内に措置をおこなった事業主

4.受給額

キャリアアップ助成金を利用した際の受給額をコースごとに見ていきましょう。

(1)正社員化コース

キャリアアップ助成金~平成29年4月1日変更~

(2)人材育成コース

期限付き雇用従業員に対し職業訓練等を行い、従業員の技術向上などを図った場合の助成金。1年度に1事業所が受給できる額が増額された。

(3)賃金規定等改定コース

賃金規定の増額改定を行い、期限付きの従業員全員または一部に適用した場合の助成金。基本給を増額した対象の従業員数によって受給額が変わる。

(4)健康診断制度コース

期限付き雇用の従業員を対象とした健康診断制度を定め、4人以上が健康診断を実施した場合の助成金。1事業所あたり1回のみ受給することができる。

(5)賃金規定共通化コース

期限付き雇用の従業員に対し、正規雇用の従業員と同様の職務内容に伴った賃金規定を適用した場合の助成金。1事業所あたり1回のみ受給することができる。

(6)諸手当制度共通化コース

期限付き雇用の従業員に、正規雇用の従業員と同一の手当等に関する制度を導入・適用した場合の助成金。平成29年度より加わった新たなコースで1事業所あたり1回のみ受給することができる。

(7)選択的適用拡大導入時処遇改善コース

労使合意の内容に沿って社会保険の適用範囲を拡大・適用し、新しく被保険者となった有期雇用の従業員の基本給を増額した場合の助成金。平成29年度より加わった新しいコースで基本給を増額した割合によって受給額が変わる。

(8)短時間労働者労働時間延長コース

短時間労働従業員の1週間の所定労働時間を5時間以上延長し、対象となる従業員に社会保険を適用した場合の助成金。また、1週間の所定労働時間を1時間5時間の範囲内で延長し、対象従業員の賃金が下がらないように「賃金規定等改定コース」と併用した場合にも利用できる。

キャリアアップ助成金~平成29年4月1日変更~

5.生産性要件

平成29年度よりすべてのコースで生産性要件の設定がおこなわれ、生産性要件を満たしている場合は受給額が増額します。受給額の増額対象となる以下の計算法で算出した生産性要件を満たしている必要があります。

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6.申請方法

キャリアアップ助成金を申請する場合、ガイドラインの内容に沿ったキャリアアップ計画書を作成し管轄の労働局へ手出・受給の認定を受ける必要があります。認定を受けたキャリアアップ計画書に基づいて各制度を実施しキャリアアップ計画期間が終了した後に、必要書類を管轄の労働局へ提出し審査を受け、支給が決定した場合に助成金を受給することができます。コースごとに申請の流れが異なる部分があるので厚生労働省のホームぺージで確認しましょう。

厚生労働省ホームページ:キャリアアップ助成金

まとめ

今回は従業員のキャリアアップを進めた際に受給することができるキャリアアップ助成金をご紹介しました。平成29年後に改定されコースが増えたためより一層利用しやすい助成金になっています。コースの併用も可能なため、事業主の方の資金調達に役立てることができます。また就労環境の改善や賃金制度の改定等を行うことによって受給できるので、従業員にとっても会社の環境がよくなりモチベーションを上げることあげることができるでしょう。

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