起業するなら「どんな職種の人」を雇うべき?

起業するなら「どんな職種の人」を雇うべき?

あなたが起業したとき、まずは「どんな職種の人」を従業員として雇うでしょうか。業種によって求める人材は異なりますが、今回は一般的な職種について考えてみたいと思います。

1.4割の人が営業職を希望

名古屋市の大学生・社会人に「あなたが起業するなら初めに雇う職種は?」というテーマでアンケートを実施したところ、4割の人が「営業職」を希望。

次いで2番目に多かった意見が「事務職・経理」という回答。予想通りの結果でしたが、やはり営業職と事務職は起業当初から必要とされる人材のようです。

起業するなら「どんな職種の人」を雇うべき?

※調査概要

場所:名古屋の大学3か所、名古屋栄・名駅で街頭アンケート

調査対象:20代~40代の男女146名

調査機関:2017年4月7日~11日

2.営業職=売り上げの確保という概念

営業職を希望する人の意見として、「売上がないと事業が成立しない」「顧客を拡大するためにも営業マンが必要」といった回答が目立ちました。

 

起業するなら「どんな職種の人」を雇うべき?

当然と言えば当然ですが、商品やサービスが売れないと事業を継続できません。一方、営業職を求めない人の意見としては、次のような回答が目立ちました。

起業するなら「どんな職種の人」を雇うべき?

つまり、営業職を希望している人たちは“足で稼ぐ商売”という傾向があり、営業職を希望しない人は“インターネットを販路とした商売で売上を確保する”という考え方。

起業する業種によって、営業職を希望する人と求めない人の差が浮き彫りとなっています。

3.事務と経理は必要枠?

営業職の次に多かった回答が「経理」「事務」の順。経理については約3割の人が希望しており、理由としては「専門知識が必要」「帳簿の管理は複雑」が目立ちました。

起業するなら「どんな職種の人」を雇うべき?

言わずと知れた専門分野が必要とされる経理の仕事。事業の運営に欠かせない職種という考え方の人が多く、自分でやるよりも雇ったほうが効率的とのこと。

毎日の帳簿管理やキャッシュフロー、決算書の準備や税務関係などに時間をとられると本業に専念できない、というのが本音でしょう。

また、番外編として多かった回答が39%で「経理と事務の兼任」でしたが、どうせ雇うなら両立してくれる人材がコスト的にも有難いという意見。

営業職は求めない派のWEBコンテンツやIT系で起業したいという人でも、経理や事務に関しては必要枠という考え方が強かったですね。

4.雇用で活用できる補助金や助成金

厚生労働省や地方自治体の助成金や補助金のなかには、トライアル雇用奨励金やキャリアアップ助成金など活用できる制度もあります。事業の運営において維持費のなかでも人件費は負担が大きい部類です。しかし、事業を成長させるためには必要な人材を雇うことも経営者に求められること。利用できる補助金や助成金は小まめにチェックし、経営に有効活用したいものです。

  • 従業員の雇用維持を図る場合の助成金

参考:雇用調整助成金(厚生労働省)

  • 従業員を新たに雇い入れる場合の助成金

参考:特定求職者雇用開発助成金・特定就職困難者雇用開発助成金(厚生労働省)

  • 従業員の処遇や職場環境の改善を図る場合の助成金

参考:キャリアアップ助成金(厚生労働省)

  • 仕事と家庭の両立に取り組む従業員を支援する場合の助成金

参考:両立支援等助成金、事業所内に保育施設を設置するなど(厚生労働省)

  • 従業員等の職業能力の向上を図る場合の助成金

参考:人材開発支援助成金(厚生労働省)

  • 労働時間・賃金・健康を確保する目的に関する助成金

参考:職場意識改善助成金(厚生労働省

参考:業種別中小企業団体助成金(厚生労働省)

5.IT系の起業で求める人材は?

営業職は求めない派のWEBコンテンツやIT系で起業する人たちは、どのような職種の人材を求めるのか調査してみました。

起業するなら「どんな職種の人」を雇うべき?
  • コンテンツライター

WEBでマーケティングするにあたり、コンテンツを盛り上げてくれるライターは必要という意見が多かったですね。ユーザーの目に直接触れるので、ライターの質は重要だとか。

  • アプリ開発者・システムエンジニア

システムエンジニアの一環として、アプリ開発に詳しい人材は有力候補。アプリ専門の企業に関係なく、IT系の業種全般に共通して求められる人気の人材だそうです。

  • グラフィックデザイナー

WEBサイトの構築やデザイン、販促物やLP(ランディングページ)の作成など何かと重宝するデザイナー。Photoshopやillustratorの知識に精通した人を欲しがる起業家も多いようです。

  • アフリエイトに強い人材

WEBサイトの運営で収益となる広告収入。アフリエイトの専門知識をもった人材がいると心強いという意見も多かったです。アフィリエイトの獲得、サイトへのトラフィック誘導などリードジェネレーションの専門知識は複雑ですしね。

  • SEOに詳しい人材

検索エンジンのランキング位置は、ウェブサイトを運営する全ての経営者にとって重要なテーマ。そのため、SEOによってサイトの注目度を高める人材はコンテンツ運営に欠かせない人材となるわけです。

※調査概要

場所:名古屋の大学3か所、名古屋栄・名駅で街頭アンケート

調査対象:20代~40代の男女146名

調査機関:2017年4月7日~11日

職種によっても必要とされる人材は異なるでしょうが、できるなら起業当初は維持費をかけないという意味でも自分で対応できる業種を選んで起業するのが無難かもしれません。

それでも必要な人材を確保しなければならないときは、助成金や補助金の活用も視野に入れながら上手に雇用したいものです。

人件費は維持費のなかでも負担が大きい問題になります。費用対効果も重要ですが、本当に雇うべき職種なのかを慎重に検討したいところ。ぜひ、参考にしてみてはいかがでしょうか。

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