皆さんはティーチングとコーチングの違いをご存知でしょうか?両方似たようなものだと認識している方が多いのではないでしょうか。実はこの2つ、特徴や指導に活かせるシチュエーションに違いがあります。今回はティーチングとコーチングの違いについて説明します!
1.そもそもティーチング・コーチングとは
ティーチングとは、知識・スキルを持っている者が、一方的に相手に知識・スキルを教えることです。基本的な知識・スキルを相手に身につけさせるには、効果的な方法です。
一方コーチングとは、知識・スキルを持っている者でもすぐに教えたりせず、相手との対話を通じて、相手自身が考え・アイデアに気づき、自ら行動するように促すことです。相手の持っている能力を引き出すには、効果的な方法です。
それぞれのメリット・デメリットはこちらです。

2.こんな時はティーチングorコーチング
ティーチング・コーチングのメリット・デメリットを知ったうえで、状況に合わせて使い分けることが大事です。
★こんな時はティーチング!

・新人に基本的な知識(パソコンスキル等)を教える
・会社のルールなどを守ってもらいたいとき
・緊急な状況のとき
★こんな時はコーチング!

・部下が自信をもって自発的に行動できるようになってもらいたいとき
・ある程度能力が備わってきた部下を、さらに成長させたいとき
・部下の持っている能力・個性を活かしてみたいとき
★ティーチングとコーチングの二刀流
またティーチングとコーチングの二刀流をする(2つの特徴を活かす)ことができます!
〈例〉 会社のルールなどを教えた(ティーチング)あとに、「どうしてこのようなルールが必要だと思う?」というように問いかける(コーチング)。 →→相手が会社のルールを身につけられるだけでなく、「ルールを守ろう」という意識が生まれやすい。 |
まとめ
ティーチングとコーチングは一見似ていると思われがちですが、特徴や活かせるシチュエーションが異なります。ティーチングとコーチングそれぞれの特徴を上手く指導に活かせると、相手との信頼関係を強めることができます。ぜひティーチングとコーチングを意識して、指導してみましょう!