はじめに、
「能力はあるはずなのに自分から動かない部下をどうにかしたい」
「クライアントへの提案がなかなか通らない」
「プロジェクトリーダーになったものの、どうやってコミュニケーションをとればいいのかわからない」etc.
そのようなビジネスの悩みを解決するカギは、コーチングにあるかもしれません!
コーチングについて聞いたことがある・知っている方は多いと思います。
しかし、このコーチングに資格があることを知らない方が多いのではないでしょうか?
今回はビジネスのコミュニケーションで役立つ、コーチング資格について紹介します!
目次
1.コーチングとは
そもそもコーチングとは、問う・聞くというコミュニケーションを通じて、相手自らアイデアに気づき問題解決に取り組むようにする育成手法です。このコーチングは、ビジネスでの人間関係を良好にしたいというビジネスマン・経営者に注目されています。
コーチング資格は、コーチングを活かし「相手の目標達成をサポートし、かつ相手自ら問題を考え取り組めるようにし成長させる人材」を生み出すことを目的とした資格です。
国家資格ではありませんが、現在多くの民間団体がコーチングの資格を認定しています。
2.コーチング資格を取得するメリットとは
★人材育成、・人間関係を良好にできる
コーチングは相手が自主的に問題解決に取り組めるように促す手法です。特に指示待ち人間になりがちな部下への指導に活かすことができます。
さらに相手とコミュニケーションを取ることがコーチングをする上で必要となるので、相手やチーム内の関係を深めることもできます。
★問題点が明確になりやすい
コーチングでは相手とのコミュニケーションを通して問題を解決する手法であります。コーチング資格取得の中で培った力で、相手が気づいていない問題点を発見することができます。
また他人だけではなく、自分自身に問いかけるセルフコーチングで問題点を明確にし、解決につなげることも可能です。
3.どんなコーチングの資格があるのか
コーチング資格は、多くの民間団体が資格の認定を行っています。
ここでは特に有名なコーチング資格について紹介します。
Ⅰ.国際コーチ連盟(ICF)認定コーチ資格
この資格は国際コーチ連盟(ICF)により認定されている、国際的なコーチング資格です。
トレーニング時間・コーチング経験が短い順に、アソシエート認定コーチ(ACC)・プロフェッショナル認定コーチ(PCC)・マスター認定コーチ(MCC)という資格があります。またICFによるコーチ・トレーニング・プログラム(ACTP)を終了している場合、ICFのコーチング資格を取得する際、金銭面・審査面で優遇されます。
初めてICFのコーチング資格取得を目指す方は、まずACTPを受けてからACCの取得を目指しましょう!
Ⅱ.一般財団法人生涯学習開発財団認定コーチ資格(認定コーチ)
この資格は、文部科学省による認可を受けたコーチング資格です。日本で最も多く取得されているコーチング資格と言われており、コーチング初心者にもおすすめの資格です。
受験するためには、この資格を実施する団体:コーチ・エイが指定する過程(コーチ・エイアカデミア)を履修し、さらに5名以上のコーチング実践経験を積む必要があります。
Ⅲ.日本コーチ連盟認定コーチ
この資格は一般社団法人日本コーチ連盟が認定している、コーチング技能の実用的な水準を満たしていることを明らかにする資格です。
この資格を取得するためには、同団体のコーチング・ファシリテーター資格を取得し、専科心理専修プログラム初級コースを修了することが必要です。
これらの他にも様々なコーチング資格がありますが、団体によって資格の特色が大きく異なります。どのコーチング資格を取得するか比較しながら、ご自身にあったものを選びましょう!
まとめ
コーチング資格は、ビジネスをする上で必ず持っておかなければならないものではありません。しかし、コーチング資格を取得したことによって「部下への指導に自信がついた」「改めて自分のコミュニケーションの取り方について見直すことができた」と実感する人が多いのも事実です。部下への指導・ビジネスでのコミュニケーションについて悩んでいる方は、コーチング資格の取得にチャレンジしてみてはいかかでしょうか?