「なかなか部下への指導が上手くいかないな」と悩んでいる皆さん、もしかしたらティーチングとコーチングを上手に使い分けていないかもしれません!
部下によってティーチング・コーチングを使い分けないと、それぞれの良い効果が発揮できず、部下を成長させることができません。
今回はティーチング・コーチングの特徴・効果的な使い方について紹介します。
「そもそも、ティーチング・コーチングというものを意識したことがない」という方も、「ティーチング・コーチングを使い分けているつもりだけどな・・・」という方にも必見です!
1.ティーチング・コーチングとは
【ティーチング】
ティーチングとは、問題に対して、上司自身が持っている知識・ノウハウを「この問題の場合、こうやって解決させるといいよ。」「この方法をやってみたらどうか?」と、部下に教えることです。

【コーチング】
コーチングは、問題を持つ部下に対して、上司はすぐに知識・ノウハウを教えることはしません。コーチングとは、上司が部下に「この問題について、どのように解決していきたいと思う?」「この問題を解決させるための大きなポイントは何かな?」と問いかけながら、部下自身で自分なりの答えを出せるようにすることです。

2.こんな部下、状況にはティーチング・コーチング!
まずは、部下がどのくらいの知識やノウハウ・経験が身についているかを把握します。それから、ティーチング・コーチングのどちらを活用していくかを判断しましょう。
ティーチング編…

ティーチングでのポイントは、上司は「これをやれ」と部下に押し付ける・命令するのではなく、『何を・どうやって・どうしてやるのか』を説明しながら教えていくことです!
また、上司自身の経験も織り交ぜながら話していくと、部下は教わった知識・ノウハウについて具体的なイメージをしやすくなり効果的です。
コーチング編…

コーチングでのポイントは、「この問題に対して、君はどのように取り組んでいきたいと思う?」「この問題で、重要なことはなにかな?」など部下が自分自身で答えを出しやすくするような質問を、上司がすることです。
そして部下の答えを、上司はしっかりと最後まで聞きましょう!途中で「自分はこう考える」というように口を出してしまうと、せっかく芽生えた部下の自主性を失ってしまいます。
まとめ
ティーチング・コーチングを使い分け活用していく上で大事なのは、上司が部下のことを理解・把握していくことです。部下のことを把握し、ティーチング・コーチングを適切に活用していくことができれば、部下はさらに成長します。
ティーチング・コーチングの特徴を理解し、ぜひ明日から部下への指導に取り入れてみましょう!