低金利カードローンの注意点とカードローンを選ぶポイント

低金利カードローンの注意点とカードローンを選ぶポイント
株式会社SoLabo 代表取締役 田原広一
この記事の監修
株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者
資格の学校TACで財務諸表論の講師を5年行う。税理士事務所勤務を経て、平成23年より個人で融資サポート業務をスタート。
平成27年12月、株式会社SoLabo立ち上げ。
融資支援業務に力を注ぎ、現在では400件以上の融資支援を行っている。

カードローンとは、お金を借りるためのカードを作成し、設定した枠内であればいつでも自由に借り入れが出来ます。

クレジットカードと似ていますが、クレジットカードのようなショッピング枠は設定されていません。少し前までは、カードローンやクレジットカードを利用したキャッシングの金利は29%を超えるなど高金利という特徴がありましたが、法改正により設定できる金利の上限が定められるようになったため、高くても18%程度、低いところでは2%以下という金利のカードローンも登場しています。

低金利ですぐにお金を借りることが出来るならカードローンを使いたい!と思われる方もいらっしゃるかも知れません。しかし、低金利カードは本当に安心して利用できるのでしょうか?

今回は、カードローンの金利平均や低金利カードの注意点、安全なカードローンの利用についてを紹介します。

1.カードローンの特徴

低金利カードローンの注意点とカードローンを選ぶポイント

カードローンはローンを目的としてカードを発行してもらうことで、利用限度額まで自由に借り入れをすることが出来ます。

-カードローンの特徴-

  • 審査が早い
  • 無担保、無保証、保証人不要で借り入れできる
  • コンビニATMから引き出せる
  • 限度額内なら繰り返し借りられる
  • 金融機関の融資よりも金利が高い
  • 手軽さから借りすぎてしまう可能性もある

カードローンのメリットは、なんといっても審査スピードです。スコアリングシステムという自動審査を使うことで、最短で即日融資が可能というケースもあります。また、基本的に無担保・無保証人で融資を受けることが可能で、コンビニATMでお金を受け取ることが出来ます。

デメリットとしては、金融機関からの融資と比較すると金利が高い傾向にあります。また、手軽に利用できるため、借りすぎなど多重債務に陥る可能性もあります。

2.カードローンの種類と平均金利

カードローンには「銀行カードローン」「信販系カードローン」「消費者金融系カードローン」の3つの種類があります。

銀行カードローン:平均金利 2.6%~15.0%(ビジネスカードローンは除く)

銀行カードローンは金利が低い傾向にあるので、金利を抑えたい方や初めてカードローンを利用するという方にお勧めです。総量規制の対象外となるため、審査はそれなりに厳しい傾向にあり、即時審査・即日融資は該当しないケースが多いです。また、口座開設が必要な場合もあります。

以下は主な銀行カードローンの商品と金利です。今回は地方銀行や信用金庫などのカードローンは含まれていません。

銀行名商品名金利
みずほ銀行みずほ銀行カードローン2.0%~14.0%
三菱UFJ銀行三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」1.8%~14.6%
三井住友銀行三井住友銀行カードローン1.8%~14.6%
りそな銀行/埼玉りそな銀行りそなカードローン/事業者向けカードローン「活動力」3.5%~12.0%/6.0%~14.0%
新生銀行新生銀行スマートカードローン4.5%~14.8%
東京スター銀行東京スター銀行カードローン/スタービジネスカードローン1.8%~14.6%/6.0%~14.5%
ソニー銀行ソニー銀行カードローン2.5%~13.8%
住信SBIネット銀行住信SBIネット銀行カードローン1.59%~14.79%
イオン銀行イオン銀行カードローン3.8%~13.8%
楽天銀行楽天銀行スーパーローン1.9%~14.5%
オリックス銀行オリックス銀行カードローン1.7%~14.8%
ジャパンネット銀行ジャパンネット銀行ネットキャッシング2.4%~18.0%
じぶん銀行じぶん銀行じぶんローン2.2%~17.5%

信販系カードローン:平均金利 5.0%~16.1%

信販系カードローンは信販会社のカードローンです。平均金利は銀行カードローンよりも高めですが、中には銀行カードローンよりも低金利な商品もあります。所有しているクレジットカードの会社のカードローンを利用すれば、審査が有利になるケースもあります。

銀行カードローンとは異なり貸金業法の対象ですので、総量規制の対象となるため、年収の1/3を超える借入は出来ません。また、銀行カードローンと同様に即日融資が出来ないことが多いです。

以下は主な信販系カードローンの商品と金利です。

会社名商品名金利
三菱UFJニコス三菱UFJニコスローンカード6.0%~17.6%
セディナCF VIP ローンカード7.8%~18.0%
三井住友カードゴールドローン3.5%~9.8%
クレディセゾンマネーカード6.47%~15.0%
オリックスカードVIPローンカード1.7%~14.5%
JCBカードJCB fastloan+5.8%~17.8%
ポケットカードFマネーカード4.4%~18.0%
オリコオリコカードローン「CREST」4.5%~18.0%

消費者金融系カードローン:平均金利 3.6%~18.0%

消費者金融系カードローンは消費者金融のカードローンです。消費者金融と聞くとあまりいい印象を持たれない方もいらっしゃるかもしれませんが、銀行の傘下に入っている大手消費者金融も多く、きちんとした消費者金融であれば安心して利用することが出来ます。

消費者金融系カードローンの特徴はなんといっても審査の速さです。審査時間が最短30分など即日融資が可能なケースもあります。ただし、銀行カードローン、信販カードローンと比較すると金利は高い傾向にあります。また、総量規制の対象となり、年収の1/3を超える借入は出来ません。

以下は主な消費者金融系カードローンの商品と金利です。

会社名商品名金利
プロミス(三井住友銀行グループ)カードローン4.5%~17.8%
SMBCモビット(SMBCグループ)モビットカードローン3.0%~18.0%
レイクALSA(新生銀行グループ)カードローン4.5%~18.0%
アコム(三菱UFJファイナンシャルグループ)アコムのカードローン3.9%~18.0%
アイフル(なし)カードローン3.0%~18.0%

カードローンの金利上限は20%!それ以上を求められる会社からは借りないこと!

上記で紹介した銀行カードローン13社、信販系カードローン8社、消費者金融系カードローン5社、すべてのカードローンの金利平均は3.8%~16.3%です。カードローンの金利は法律によって上限が定められています。

利息制限法では貸付金額に応じて15%~20%が上限、出資法では年20%が上限となります。したがって、金利上限は年利20%が最大となります。もし、20%以上の金利を提示された場合には違法業者です。絶対に借入しないようにしましょう。

3.金利の低いカードローン トップ5はコレ!!

カードローンは、借入限度額によって金利が異なるため、借入限度額が大きいと金利が低く、借入限度額が少ないと金利が高くなります。そのため、金利は〇.〇〇%~〇.〇〇%という表示がされています。そのため、このカード会社が一番低金利!と決めることが出来ません。

参考とし、上記で紹介した26社のカードローンの最低金利が低い会社トップ5と最高金利が低い会社トップ5を紹介します。もちろん、借入限度額以外にも金利が決まる要因は、会社ごとに異なります。申込時にきちんと確認するようにしましょう。

金利下限(一番低い金利)が低いカードローン トップ5

1位:住信SBIネット銀行カードローン/1.59%~14.79%

2位:オリックスVIPローンカード/1.7%~14.5%

3位:三菱UFJ銀行カードローン(バンクイック)/1.8%~14.6%

東京スター銀行カードローン/1.8%~14.6%

4位:楽天銀行スーパーローン/1.9%~14.5%

5位:みずほ銀行カードローン/2.0%~14.0%

金利上限(一番高い金利)が低いカードローン トップ5

1位:三井住友カードゴールドローン/3.5%~9.8%

2位:りそなカードローン/3.5%~12.0%

3位:ソニー銀行カードローン/2.0%~13.8%

イオン銀行カードローン/2.5%~13.8%

4位:みずほ銀行カードローン/2.0%~14.0%

5位:三井住友銀行カードローン/4.0%~14.5%

楽天銀行カードローン/1.9%~14.5%

4.低金利カードローンの注意点

低金利なカードローンなら必要な時にすぐにお金が借りられるから便利!と思いがちですが、低金利カードローンでは注意すべき点があります。

大前提として、無計画な借り入れは絶対にやめましょう。無理なく返済できる、債務超過にならない範囲で借り入れをすることが大切です。それ以外に、2つの注意点を紹介します。

注意1:金利下限だけで判断はNG

金利下限は利用限度額が高額なケースに適用される金利です。

  • みずほ銀行カードローン 基準金利2.0%/利用限度額800万円
  • 楽天銀行スーパーローン 利率1.9~4.5%/利用限度額800万円
  • 三菱UFJ銀行カードローン(バンクイック)/1.8~6.1 利用限度額400万円超~500万円以下
  • 住信SBIネット銀行カードローン/基準金利1.59% 利用限度額1100万円※要件あり

ご自身が必要な金額によっては2%以下の低金利にはならない可能性が高いです。どのカードローンであっても、金利下限の金利で融資を受けるためには、原則として最大利用限度額の申し込みを行う必要があります。

また、お申込者の方の状況等によっては最低金利にならない可能性もあります。

注意2:低金利=お得とは限らない!

金利は利用限度額によって異なるため、借りる金額によっては「無利息期間」というものが設定されているカードローンの方が良いケースがあります。

無利息期間とは、最初の1週間や30日間は利息がつかないという特約です。無利息期間を設けている代表的なカードローンは、消費者金融系カードローンの4社です。

  • プロミス:30日間利息0円(はじめて利用される方)
  • レイクALSA:30日間利息0円もしくは借入金額5万円まで180日間利息0円(はじめて利用される方)
  • アコム:30日間金利0円サービス(はじめて+返済期日35日ごと契約)
  • アイフル:利息最大30日0円(はじめて利用される方)

借入金額が少額で短期間で返済する場合には、低金利カードローンよりも無利息期間の付いたカードローンの方が金利を抑えることが出来ます。

例えば、12万円を低金利カードローン(金利13.0%)と無利息間の付いたカード(金利18.0%)で借りた場合、返済期間が1年(毎月1万円返済)と返済期間3ヶ月(毎月4万円返済)で比較すると、返済期間が短い場合には、無利息期間のあるカードローンの方が利息を抑えることが出来ます。

低金利カードローンの注意点とカードローンを選ぶポイント  低金利カードローンの注意点とカードローンを選ぶポイント

5.賢くカードローンを利用するためのポイント

カードローンは正しく、上手に活用することが出来ればとても便利です。無理なく安全にカードローンを利用するためのポイントを3つ紹介します。

ポイント1:借入限度額と返せる限度額の違いを把握すること!

借入限度額は借りられるお金の上限です。カードローンの場合、限度額を設定したら、その金額までは自由に借りることが出来ます。例えば、50万円の限度額で10万円借入をすると残りの限度額は40万円ということになります。

しかし、借りる金額の上限と返せる金額はイコールになるとは限りません。この金額ならきちんと返せるという自分の限度額を設定しておかないと、借入限度額いっぱいまで借りてしまい返せないことになる可能性も考えられます。

返済は返済金額+利息なので、思っているよりも返済金額が多くなってしまうこともあります。借入限度額とは別に、ご自身の返せる限度額をしっかりと設定しておくことが大切です。

ポイント2:借入先は把握できる範囲内!出来れば1つに絞りましょう!

カードローンやクレジットカードのキャッシングなど、複数から借入をしてしまうと、毎月の返済や借入残高などの把握も大変です。お給料がそのまま返済になり、また借りなければ生活できないという状態に陥ってしまう可能性もあります。

カードローンを利用する場合には、借入状況をきちんと把握できるように1社に絞ることがポイントです。

ポイント3:返せるタイミングで返していくこと!

カードローンの金利は利用している金額に対して日割りで計算されています。先ほどの例と同じように、12万円を毎月1万円ずつ返済し、1年間で返す予定のしていた場合、最初の返済金額1万円のうち金利18%ならば1,800円は利息となります。従って、借入残高は108,200円です。そして、2回目の返済は108,200円の18%、1,623円が利息、残高が99,823円となります。

1回目と2回目の返済の間に10,000円追加返済した場合、追加返済は利息が取られないケースがあるので、利息が取られなければ2回目の返済は98,200円となり、利息は1,473円、残高は96,727円となります。

追加返済を上手に使うことで、元本はもちろん利息も効果的に減らすことが出来ます。ただし、場合によっては追加返済日までの期間の利息を取られるケースもありますので、契約前に確認しておきましょう。

6.カードローンが事業用資金として利用できないものが多い!!

カードローンは基本的に使用用途は自由です。しかし、事業性資金としての利用は除くというケースが多いです。今回調べてみた26社のうち、事業用資金のカードローンは以下の5つがありました。

  • りそな銀行 事業者向けカードローン(活動力):利用限度額 10万円~500万円(10万円単位)/金利 6.0%~14.0%
  • 東京スター銀行 スタービジネスカードローン:利用限度額 50万円~500万円(10万円単位)/金利 6.5%~14.5%
  • ポケットカード Fマネーカード個人事業主用:利用限度額 30万円~500万円/金利 4.40%~17.80%
  • プロミス 自営者カードローン:利用限度額 300万円/金利 6.3%~17.8%
  • アコム 個人事業主向けビジネスサポートカードローン:利用限度額 1万円~300万円 /金利 12.0%~18.0%

カードローンではなく事業用ローン商品を扱うところは多くありますが、カードローンとなると事業用は少ないようです。さらに、事業用資金の場合、平均金利は7.04%~16.42%と高めです。事業用資金はカードローンよりも金融機関の融資を利用した方が低金利で融資を受けることが出来ます。

日本政策金融公庫であれば、融資制度や条件によって異なりますが、新創業融資制度(無担保・無保証人、税務申告2期終えていない方)の場合、基準利率が2.51~2.80%です。

早急にお金が必要!という状況でない場合は、日本政策金融公庫など金融機関からの融資を受けることを検討しましょう。

事業用資金のカードローンについては下記記事も合わせてご確認ください。

資金がない。資金がたりない。そんな時にはビジネスカードローン!

まとめ

低金利カードローンの多くは生活費や冠婚葬祭、旅行などの消費を目的としたものが多く、事業用資金として利用できるケースは少ないです。使用用途をきちんと確認して申込をしましょう。

また、返済計画を立て、計画的に利用することが安心・安全にカードローンを利用するポイントです。借りすぎることなく、返済できる範囲での利用を心がけましょう。特に、事業をされている場合、事業用資金の融資を金融機関へ申し込む際に、カードローンの履歴によって融資審査が厳しくなる可能性もありますのでご注意ください。

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