借金の借り換えで借金が減る?損しないようデメリットも知っておこう

借金の借り換えで借金が減る?損しないようデメリットも知っておこう
株式会社SoLabo 代表取締役 田原広一
この記事の監修
株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者
資格の学校TACで財務諸表論の講師を5年行う。税理士事務所勤務を経て、平成23年より個人で融資サポート業務をスタート。
平成27年12月、株式会社SoLabo立ち上げ。
融資支援業務に力を注ぎ、現在では400件以上の融資支援を行っている。

 

ローン業界では、借り換えという言葉を使って新規の顧客獲得を促している傾向があります。借金の返済が思うように進んでいない方は、ローンの借り換えで利子が少なくなるなら是非申し込みたい!と飛びつくことでしょう。しかし、安易にローンの借り換えに申し込む前に、チェックしなくてはいけないポイントがいくつかあります。借り換えローンのメリットやデメリットを知り、申し込むための条件を自分がクリアしているのかチェックすることが肝心です。

今回の記事では、様々なローンの借り換えをテーマにお話ししていきます。

1.住宅ローンの借り換え

住宅ローンは家を購入する際に契約するローンです。数あるローンの中で最も高い金額を借り入れるため、返済期間も20年~35年程度と非常に長期間で行われます。この間に経済の状況や銀行の金利も変化します。支払い金額が一定するよう固定金利で住宅ローンを組んだが、最近は低金利だから変動金利で借り直したい。そんな方もいらっしゃいます。

住宅ローンの借り換えのメリットとデメリット

<メリット>

元の契約より安い金利でお金を借りられる場合、住宅ローンの手数料の支払いを削減することができます。

例えば、元の契約ではA銀行から2000万円を金利2%で借りていて、B銀行で同じ額を0・88%で借りられるとします。A銀行には金利40万円を支払わなくてはなりませんが、B銀行では17万6千円で済みます。

また、住宅ローンを借りる際は固定金利か変動金利か選択しますが、借り換えをすると金利タイプを新規で選び直す(変更)することができます。その他に、個別のキャンペーンを狙えるというメリットもあります。

例えば、イオン銀行住宅ローンではイオンでの買い物が5年間5%割引になるといった特典がつくのです。(2016年10月現在)ローンの金利が低くなり、さらに特典もつく場合、生活費の大幅な縮小を見込めるでしょう。

 <デメリット>

住宅ローンを契約する場合、事務手数料と保証料という諸費用がかかります。住宅ローンの借り換えをすると、それら諸費用をもう一度支払わなければなりません。住宅ローンの借り換えを考える際は、事務手数料と保証料の金額を支払っても最終的に得をするのか考えていく必要があります。

2.カードローンの借り換え

カードローンの借り換えをする人も増えています。なかなか返済が思うようにいかない方は、金利が安い他のカードローンに借り換えれば借金が減るのではと考えることでしょう。

カードローンの借り換えのメリットとデメリット

<メリット>

元々お金を借りたカードローン会社よりも低金利な会社でお金を借りれば、おのずと利息が減るので借金の総額が減ります。借金の総額が減れば、返済しやすくなり以前より早いペースで借金完済へ進むことができるでしょう。

<デメリット>

借り換えの場合、既に借金があるとみなされ審査が通りづらくなる場合があります。また、ホームページの金利の表示だけを見て新たなカードローンに申し込んでしまったために、元のカードローンよりも高い金利になってしまった、という失敗するケースもあります。借り換えのカードローン会社を選ぶ際は、借りる額に対する金利を確認するのが重要です。例えば、100万円借りる場合は金利8%だけれど、10万円借りる場合は金利18%になる、といったように、借りる額が少ないと金利も低くなります。その他にも、返済ペースや返済方法をチェックして申し込みしましょう。

3.教育ローンの借り換え

教育ローンの借り換えのメリットとデメリット

教育ローンの借り換えってできるの?と、少し意外な気がするかもしれません。しかし、教育ローンの払い込み期間は子供が成人するまでとすると少なくとも10年以上。この期間に借り換えたいと考えたとしても自然ですよね。

<メリット>

教育ローンの借り換えのメリットは、他のローン同様金利を今より下げることができる可能性がある、ということです。教育ローンの場合、ほとんど全ての商品が借り換えに対応しています。

 

<デメリット>

借り換えにより金利を下げて利息の支払いを引き下げることが可能になるかもしれませんが、元の教育ローンを解約する際には規約の中途解約手数料について確認しましょう。中途解約する場合、途中までの元金と利息が支払われますが、その際中途解約利率により計算されます。中途解約利率はローン会社により異なります。

目先の金利や毎月の返済額だけで借り換えするのはやめましょう

毎月の返済負担を減らすために現状より金利が低いローンへの借り換えを検討している方は、目先の金利が低くなることや毎月の返済金額が減ることに目が行きがちです。しかし、借り換えを行い返済期間が延びることでトータルの返済金額が借り換え前より多くなってしまうケースもありますので、注意が必要です。

支払う金額が増えてしまっては本末転倒ですので、借り換えを行う前に返済期間とトータルの返済金額についても必ず確認するようにしましょう。

まとめ

ローンの借り換えで金利が抑えられる場合もありますが、手数料がかかりかえって損をする場合もあります。借り換えを検討する際は、最初に契約したローンの規約をチェックして、損しないような借り換えを実現していきましょう。

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