自動車を購入する際に、ローンを組んで購入される方が多いかと思いますが、自動車屋さんのローンを組んで購入するよりも、日本政策金融公庫で借りた方が、金利が低くなることがあります。今回は、「年利7%」が「年利1.5%」になった弊社事例をご紹介致します。
目次
1.事業用の車の購入は、日本政策金融公庫の融資制度を利用できる
車のローンを組む際に、事業を行っている方であれば、日本政策金融公庫の融資制度を利用したほうがよいのかを検討してみましょう。
【お客様の事例】
弊社のお客様で車の購入を検討されている方がいらっしゃいました。車の購入を検討されていたお客様の場合は、自動車屋さんに審査が通れば金利が2.4%になると言われたそうです。
しかし、審査が通らない場合には7~8%になると言われました。このお客様の場合には、安い方の審査に通りませんでした。
「年利7%は高すぎる…」ということで、ご相談を受けました。金利7%は支払うことができないので金利を安く融資を受ける方法を教えて欲しいという相談を受け、
日本政策金融公庫で融資の申し込みをしたところ1.5%の金利で融資を受けることに成功しました!
2.どのようにして金利を低くすることができたか?
日本政策金融公庫には、認定支援機関という専門家を経由して融資を受ける場合に、金利が安くなる中小企業経営力強化資金という制度があります。
この制度を利用して融資を受けることで、金利が安くなります。
※中小企業経営力強化資金ですが、現在は内容や金利が異なっておりますので、ご注意ください。また金利については情勢により不定期で変更になっておりますので、詳しくは日本政策金融公庫のホームページでご確認ください。
3.結果的に金利が7%⇒1.5%へ
自動車屋さんの金利が安い方のローンが通らなかったお客様は、誰にも相談しなければ金利7%を払い続けることになったでしょう。
結果として専門家を経由して日本政策金融公庫で融資を受けることで、金利が1.5%になったのです。
4.自動車ローンを日本政策金融公庫で受けた際の情報
通常の自動車ローンは、300万円の車を購入する際に、300万円を借りて、300万円で車を購入することから、差額が発生することはありません。
しかし、日本政策金融公庫では、融資の際に、自動車の見積書を持参するだけですので、その見積書の金額を借りることができるケースがほとんどです。
つまり、見積書よりも安く購入した場合には、差額が発生します。この差額は、他の事に利用しても日本政策金融公庫に報告する必要はありませんので、車を購入し、かつ、少しお金を借りたい場合には、とてもメリットがあるでしょう。
(例)
400万円の車の見積書を提出し、日本政策金融公庫から400万円を借りました。 実際には自動車屋さんに350万円に値引きしてもらって購入しました。
実質50万円多く借りたことになります。
※日本政策金融公庫では、1,000万円以上のものを購入したケースでは、購入したものの明細を提出する義務があるのですが、1,000万円未満のものについては、基本的に領収書などの資金使途が確認できる書類を提出する必要はありません。そのため、日本政策金融公庫から融資を受ける際に、提出した見積書に記載された車のワンランク下のものを購入しても特に問題になることはありません。しかし、車を購入するために融資を受けたのに、実際に車を買わなかったとなると資金使途違反となり、全額返済を求められる可能性がありますので、ご注意ください。
まとめ
自動車を購入する際に日本政策金融公庫を利用するケースを説明致しました。同内容を下記動画でも詳しく解説しておりますので、ご覧ください。
日本政策金融公庫では、多くの融資制度が存在するため、人によってどの制度で融資を受けるのが良いのかが変わってきます。
一度専門家に相談し、どのような制度が利用できるのかを確認して、融資を受けることをオススメします。