美容院を開業するために必要な知識

美容院を開業するために必要な知識

  美容院は、新規で開業する方が多く、現在は、コンビニよりも多くの美容院が存在しております。そんな、競合が多い中で、成功させるためには、開業前の準備がとても大切でしょう。今回は、美容院を開業するために必要な知識をご紹介致します。

 

 

1.管理美容師の資格取得を取得するには?

従業員を雇用して、美容院を営業しようとお考えの方は、『管理美容師の資格』が必ず必要になります。

(1)管理美容師資格の取得方法

資格を取得するためには、

・美容師免許を取得してから3年以上美容院で働いた実績があること

・厚生労働大臣の定める基準に従い都道府県知事が指定した講習会の課程を修了すること

上記2点をクリアすることで、管理美容師資格を取得できます。 ※3年以上勤務した実績を開示するために、 美容業務従事証明書 こちらの資料を作成します。

(2)講習会ではどんなことをするのか?

講習科目 ① 公衆衛生(4時間) ② 理(美)容所の衛生管理(14時間)

詳細は、http://www.rbc.or.jp/pdf/kanri-kyokucho.pdfをご覧ください。

講習会は、年に2回しか開かれないため、事前に準備しておく必要があるでしょう。 また、2店舗を出店するのであれば、どちらの店舗でも管理美容師資格が必要になりますので、従業員に取得してもらいましょう。

(3)講習会の受講料は?

18,000円

(4)講習会の日程はどこで確認するのか?

http://www.rbc.or.jp/2006/10/28.html#004 平成28年度の日程は、こちらでご確認ください。 予約してから、講習会に出席することになります。

2.美容院をOPENさせるまでの流れ

(1)保健所に事前に相談しておく

OPENするには、必ず保健所のチェックが必要になります。内外装が終了してから、保健所のチェックを受けても問題はありませんが、すべての内外装が終了した後に、チェックが通らなければ大きな損失がでる可能性がありますので、事前に保健所に相談しながら、進めていくとよいでしょう。都道府県によって、チェックする基準が異なりますので、ご注意ください。

(2)保健所へ届出を提出

美容院を開業するためには、開業予定日の1週間前までに、保健所へ届出を行なわなければなりません。

世田谷の場合には、HPに下記の内容が記載されております。

美容所を始める場合には、許可または届け出等が必要です まずは、面積や構造設備のわかる図面を持参のうえ、事前相談をお願いします。 なお、申請書類等は事前相談の際にお渡ししますので、ダウンロードはできません。 詳しくは、下記担当までお問い合わせください。
担当 世田谷保健所 生活保健課 環境衛生第1係 (世田谷区役所 第2庁舎 1階 3番窓口)
電話番号03-5432-2904 ファクシミリ03-5432-3054  世田谷区のHP 

つまり、事前に保健所に相談し、担当の方に必要書類をすべて聞き、進めていくことが重要でしょう。

3.開業するまでにどんな準備が必要になるのか?

保健所へ届出を提出することも大切な作業になりますが、それ以外にも開業するために準備して置かなければならないことがたくさんあります。では開業までに必要なことはどんなことでしょうか?

(1)開業予定地を探す

まずは、開業予定地を探さなければならないでしょう。 融資を受けて開業する方も多いと思いますが、開業予定地が決まっていなければ融資の申し込みはできません。

《注意点》

融資を受ける場合、開業予定地は、仮契約してあれば、融資の申し込みをすることができます。不動産屋と、本契約した後に融資を申し込んだ場合、万が一融資が通らなければ開業することができませんので、可能であれば、まずは物件を仮押さえし、融資が通った後に、物件の本契約をするとリスクはないでしょう。

《開業予定地が決まったらやっておくべきこと》

開業する場所では、どれだけの人が歩いているのかを調べることをオススメします。 10時から21時まで営業予定であれば、その時間帯で、平日と、休日のいずれの交通量もチェックしておくべきでしょう。 交通量をチェックした資料を金融機関に提出することで融資を受けやすくなります。

(2)雇用する人材の確保

従業員がいなければ儲けることが難しくなります。開業してからすぐに働いてくれる方を早めに確保しておきましょう。

(3)付随サービスの検討

最近では、多くの美容室で、エステ、マッサージ、ネイル、まつげエクステ等を導入している美容院もあります。付随サービスを導入するかも早めに確定させておきましょう。

(4)自己資金の確保

下記(5)でも説明しますが、美容院を開業する際に、約1,000万円程度のお金が必要になります。1,000万円以上貯金していくのはなかなか難しいでしょうから、お金を借りることを検討しなければならないでしょう。 仮に1,000万円を借りる場合には、300万円以上の貯金を目指して頑張って欲しいです。

(5)開業時にどれだけお金がかかるのかをチェック

開業時に必要になるものの例を挙げておきます。

①物件取得費(保証金、仲介手数料、前家賃)

②内装工事

③店内備品

④看板

⑤空調設備

⑥配線工事、証明器具

⑦HP

⑧消耗品

⑨名刺代、DM代

⑩ネット広告料

場所や、規模で初期投資の金額の差に大きな違いが出てきますが、繁華街で、20坪程度のお店を開業するのであれば、1,000万円以上は必要になってくるでしょう。 そのため、融資を受けて開業する方が多いです。

4.ビジネスプランを作成しておこう!

http://j-net21.smrj.go.jp/establish/startup/service13.html 上記を参照しております。 1)売上計画例

  客数(人/月) 客単価(円) 日商(円) 営業日数(日/年) 年商(円)
平日(週4日) 20 4,000 80,000 208 16,640,000
土・日曜日 30 6,500 195,000 104 20,280,000
合計 312 36,920,000

2)損益計算のシミュレーション

(単位:千円)

 

  年間増加率 変動費率 初年度 2年度 3年度 4年度 5年度
売上高 1.0%   36,920 37,289 37,662 38,039 38,419
直接材料費   13.0% 4,800 4,848 4,896 4,945 4,994
諸経費 合計     25,482 24,016 24,314 24,376 24,681
  人件費 1.5%   12,600 12,789 12,981 13,176 13,373
  不動産賃借料 1.0%   3,600 3,636 3,672 3,709 3,746
  水道光熱費   3.5% 1,292 1,305 1,318 1,331 1,345
  販売促進費   2.0% 738 746 753 761 768
  通信費   0.2% 74 75 75 76 77
  消耗品費   0.2% 738 746 753 761 768
  減価償却費     618 618 618 378 378
  初期投資括計上分     1,760
  その他経費   11.0% 4,061 4,102 4,143 4,184 4,226
営業利益     6,639 8,426 8,452 8,718 8,743
営業利益率     18.0% 22.6% 22.4% 22.9% 22.8%

※人件費:社員2名、インターン等2名 もちろん計画ですので、上記の内容通りに営業できるかはわからないと思いますが、目標をもって営業した方が成功する可能性が高くなりますので、是非資料を作成してみましょう。

まとめ

美容院を開業するために何が必要になるかを把握できましたでしょうか? 一番ネックになってくるのが自己資金になる方が多いようです。早めに少しずつ貯金していきましょう。自己資金が100万円程度でもご家族の出資があれば、融資を受けられることもありますので、早く開業したい方は、ご家族の支援を受けて営業することも考えておくべきでしょう。  

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