起業で失敗しないために必ず知っておくべきこと4選

起業で失敗しないために必ず知っておくべきこと4選

総務省の統計によると、企業の生存率は1年で40%というデータが報告されています。100人が起業すれば、1年後には60人が倒産しているわけです。

さらに、5年後には15%に減少します。10年後には6%、20年後は0.3%。30年後には、わずか0.02%です。

このデータを見ると、創立30周年の会社のスゴさがわかりますよね。

つまり、起業に失敗する人は非常に多いのです。そこで今回は、起業で失敗しないために知っておきたいポイントをご紹介したいと思います。

参考:総務省統計局

1.計画性のない資金の使い方で事業の運営に失敗

たとえば、確かな根拠もなく立地の良い場所に事務所を構えたり店を出したりするのは要注意。そういった場所は家賃が高いです。

これは典型的な計画性のない資金の使い方。売上のほとんどは、家賃と人件費で消費してしまうでしょう。また、将来性も低いです。

開業当初は儲かっていても、1年後も10年後も同じ状況を維持しているかと言えば、そんなに上手くはいきません。売上が下がっても高額の家賃と人件費の請求は毎月きます。

長期的なプランを立てて計画的に資金を使うことが重要ですね。資金の使い方が無計画な経営者ほど、起業して失敗する傾向が強いようです。

2.適当な事業計画書を作成して事業に失敗

起業で失敗しないためには事業計画書のクオリティや中身は重要です。

事業計画は運営の指針となる地図のようなもの。

地図の精度が低ければ道に迷ってしまい先が見えなくなります。

たとえばレストランを開業して、他のお店よりも美味しく安い値段で料理を提供するとします。食材にもこだわり、仕込みも手間もかけて競合店に負けないメニューを作りました。

狙い通りコンセプトは客にウケ、店は繁盛。売上も順調に思えましたが、利益を計算すると赤字ギリギリでした。原価が高いので利益が薄かったのです。

原価率が高く、メニューの単価が安いので利益が少ないのは当たり前です。仕入れをして店舗の家賃や従業員の給料を払えばお金は残らない状態。これでは事業を継続できません。

今さら食材の質を下げたりメニューの単価を上げたりしたら、それまで来店していた客は来なくなるでしょう。事業計画を疎かにした典型的な失敗パターンですね。

はたから見れば成功しているように見えても、実はまったく儲かっていなかった・・・なんて話は意外と多いです。利益がなければ事業を継続することが難しくなります。

3.勢いに任せて事業拡大するリスク

数年前に「白いたい焼き」という商品がブームになりました。毎日のように行列をつくり、1日1500個以上を売り上げる爆発的な商品。3000個を売り上げる月もあったとか。

これはイケる!と確信した店主は店舗を増やし、従業員もバンバン雇いました。テレビやメディアにも取り上げられ、新店も売り上げは絶好調。1個200円なので原価率も問題なし。

思い切って東京の一等地に新店をオープン。なんと家賃は毎月140万円!その店も大繁盛し、勢いにのった店主は13店舗まで事業を拡大したのです。

もっと設けて明るい未来が待っているはず・・・でしたが、無残にもブームは去ってしまいます。しかも、わずか1年で。事業拡大に資金を投じ、残った資金は悲惨な状況。拡大した店舗はすべて閉店。

ところが、東京の店舗だけはすぐに閉店できませんでした。契約には2年縛りだったため、もし途中で閉店すれば2年分の家賃は一括で精算しないといけなかったからです。

そして、残った借金は3,000万円。どんどん膨れ上がり、あっという間に5,000万円近くの借金に・・・。それから3年間は借金とりに追われる毎日が始まります。

後先を考えず勢いに任せて事業を拡大し、失敗した典型的なケースと言えます。これは、誰にでも起こりうる問題です。この失敗例から、計画的な資金の使い方と事業計画の重要性がわかりますよね。

4.改善点を放置して事業に失敗

改善点を見つけるためには「PDCA」で現状を見直す必要があります。

PDCAとは、Plan(計画)・Do(実行)・Check(検証)・Action(対策)を繰り返し、改善点を次の計画に結びつけ、継続的に業績の向上を行っていく方法です。

このPDCAサイクルは1ヶ月単位で行うのが理想的です。それには、月次決算が必要となります。月次決算がないと、現状と目標を比較できず改善点を見つけられません。

起業したばかりのときは取引先や売上も少ないため、経理を後回しにしがちですが、実は起業したての頃が大切な時期なのです。

毎月、目標と現状の差異を把握し、改善点を次の計画に結び付けることが重要です。PDCAサイクルを実践することによって、起業に失敗する可能性を大幅に減らせます。

起業で失敗しないために!

はじめにも言いましたが、総務省の統計によると企業の生存率は1年で40%。100人が起業して、1年後には60人が倒産しています。

起業に失敗する人は非常に多く、主な原因は運転資金の不足です。計画性のない資金の使い方や「思うように売上が伸びなかった」など、結び付くところはお金の問題です。

資金繰りは経営にとって非常に重要なポイントになります。

場合によっては資金調達も必要になるでしょう。起業して失敗しないためにも、専門家にアドバイスを求めるのは効果的。

起業は、「成功を目指す」のではなく「いかに失敗するリスクを回避できるか」がカギです。

今回ご紹介した失敗例からリスク回避を学び、今後の経営に役立ててみてはいかがでしょうか。

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