会社設立が0円でできる?クラウドアプリfreeeの実力とは

会社設立が0円でできる?クラウドアプリfreeeの実力とは
株式会社SoLabo 代表取締役 田原広一
この記事の監修
株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者
資格の学校TACで財務諸表論の講師を5年行う。税理士事務所勤務を経て、平成23年より個人で融資サポート業務をスタート。
平成27年12月、株式会社SoLabo立ち上げ。
融資支援業務に力を注ぎ、現在では400件以上の融資支援を行っている。

会社設立をしたいけど、手続きや書類作成が面倒。こんな方にオススメなのが、クラウドアプリfreeeです。

freeeでは5年前にクラウド会計ソフトとしてスタートしていますが、最近ではサービスの幅を広げています。freeeを使えば簡単に会社設立ができるというウワサを聞きつけ、本記事でも本当に会社設立が0円でできるのか調べてみました。

1.会計ソフトだけでなく会社設立もできちゃう「freee」

freeeをご存じない方のために、もう少し説明します。freeeは「ふりー」と読まれ、運営会社もfreee株式会社と同じ名前の会社が行っています。freeeの存在を筆者が知ったのは2016年でしたが、日経産業新聞に取り上げられ、freeeの代表の方の講演が首相官邸ウェブサイトに掲載され、世間での注目度がとても高い会社です。

最近ではマネーフォワードのような資金調達ができるクラウドサービスがありますが、freeeでは以下のようなサービスを提供しています。

会社設立が0円でできる?クラウドアプリfreeeの実力とは

ちなみに、2018年3月には訪日外国人の増加や宿不足といった背景を受け、民泊開業ソフトfreeeも立ち上がったばかりです。freeeの快進撃はまだまだ続くようですね。

今回の記事は、この会社設立ソフトfreeeを使って本当に0円で会社設立ができるのか?というテーマでお送りしたいと思います。それでは一緒にみていきましょう!

2.そもそも会社設立はどうやってやるのか?

会社設立の流れを知っていると、会社設立ソフトfreeeがいかに素晴らしいのかより理解できます。ですので、まずは会社設立をどうやってやるのかを簡単にご説明させてください。

会社の種類は主に4種類あります。みなさんが一番よく知る株式会社の他に、合名会社、合資会社、合同会社の3つがラインナップされています。この他に、個人事業主として事業を始めた方が会社を作ることを法人成りと呼び、それも会社の種類の一つとしてみなされる場合もあります。では、それぞれの特徴をみていきましょう。

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株式会社以外の3つは、まとめて持ち株会社と呼ばれています。持ち株会社では株式会社のように第三者である株主が経営者を選ぶのではなく、会社に出資した社員が経営します。

合同会社と合名会社は全体的に似た性質を持ちますが、1点異なるのは出資者の行う責任範囲です。合名会社では経営上の責任を無制限で追いますが、合同会社の場合は有限となっています。

会社設立ソフトfreeeでは、この中で株式会社、合同会社、そして法人成りの会社設立手続きが簡単にできます。会社設立に必要な手続きとは、具体的には以下の手続きです。

  • 登記書類の作成

会社設立する場合、法務局で登記手続きをしなければいけません。司法書士にお願いする際の費用の相場は、約2万円と言われています。

  • 定款の作成

会社の定款とは、会社の名前、住所、事業の目的、資本金、組織、運営などについて書かれている書類です。会社設立をするには、定款を提出しなければいけません

登記書類も定款も、紙ベースではなく電子版(=電子定款)が認められています。freeeを使えば、電子版の会社設立書類が作成できるのです。また、会社設立で必要な法人口座の開設も一緒に行うことができます。

3.freeeで会社設立するための具体的な流れとは?

では、前振りが長くなってしまいましたが、実際にfreeeで会社設立を行ってみたいと思います。今回は、株式会社を選択します。会社設立でfreeeにアクセスするURLは、https://www.freee.co.jp/launch/ からご利用ください。

①まずはアカウントを作ろう

ご紹介したURLのトップページの右上にログインとありますので、クリックしましょう。まだアカウントをお持ちでない方はこちら、という部分をクリックすると、アカウントできます。FacebookやGoogleアカウントでログインする場合は、電話番号のみを入力するだけですぐに会社設立がスタートできます。

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②会社設立の時期や代表、税理士についての質問に答える

次の画面では、3つの質問に答えます。ここまで、とても簡単に進みます。

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③会社の詳細情報を入力する

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次の画面では、上記のような案内が表示されます。入力を始める、とクリックすると、設立したい会社の詳細情報を入力する画面に遷移します。

以下にその項目を並べましょう。

  1. 会社の名称 / 商号(前㈱、後㈱を選択できます)
  2. 会社の住所(そのまま入力します)
  3. 代表取締役(代表の方の住所、電話番号、生年月日、役職、出資金を入力します)
  4. 事業の目的(業種を選択すると、自動的に定型文が挿入されます。便利!)
  5. 資本金(資本金はゼロ円でも可能です。株の価額と発行可能株式総数を入力します)
  6. 取締役会(設置する / しないを選択します)
  7. 決算期(特にこだわりがなければ、そのまま4/1~翌年3/31のままにしておきます)
  8. 広告の方法(株式会社を設立するのであれば、利害関係者に対するお知らせを掲載しなければいけません。 Freee電子公告1,000/年をお勧めします)
  9. 連絡先(そのまま入力します)

ここまで正しく入力すると、連絡先の下の項目に準備する書類が表示されます。筆者の場合は印鑑証明書が2枚必要と表示されました。

3.会社設立でfreerを使うメリットとデメリット

会社設立をfreeeでやるメリットとデメリットをまとめてみました。

①メリット

(1)誤入力の場合は教えてくれる

会社設立を簡単な入力だけで手軽にできるのが魅力なfreee。しかし、いくら簡単と言っても最低限入力しなくてはいけない項目は10以上あり、手間取る方もいることでしょう。

freeeで作成する書類は紙ではなくクラウド上で行うものなので、誤入力がある場合は以下のようなメッセージが出て、間違いを教えてくれます。これは非常に便利です。

この表記では書類不備として扱われる可能性があります

(2)会社の印鑑をついでに注文できる

会社設立のフォームの一番下に、以下のようなメッセージが表示されます。

会社の印鑑を注文しましょう

クリックすると、そのまま15,900円の印鑑または18,900円の印鑑が注文できるようになっています。

(3)収入印紙代4万円を節約できる

電子版ではなく紙の書類で定款を作成する場合、収入印紙代4万円という費用がかかります。しかし、freeeで手続きを行うとこの4万円を節約できるのです。

会社を設立する場合には、株式会社の場合は登録免許税:15万円、合同会社の場合は登録免許税:6万円がかかります。上記の図のように、もしあなたが合同会社を設立するのであれば印紙代は不要になりますので、6万円のみで会社設立をすることができます。

②デメリットはない!が注意点を1つ

ここまで書いてみると、会社設立でfreeeを使うデメリットらしいデメリットが見つかりません。しかし、1点だけ注意点といえば電子定款の手数料です。

freeeの広告をみていると、会社設立に必要な書類作成が0円でできる!とありますが、会社設立が0円でできるとはどこにも書かれていません。

定款を作成後、紙の定款にするか電子定款か選べるのですが、電子定款を選択すると5,000円をクレジットカードかPayPalで支払います。電子定款を選択するなら、空のCD-Rを1枚準備する必要があるのも覚えておいてください。

随時この5,000円の手数料が無料になるキャンペーンも実施されているようです。こまめにチェックしたいですね。

まとめ

freeeを使えば、会社設立に必要な登記と定款作成が簡単にできるのは本当です。また、法人口座の開設や法人名義のカード、印鑑作成までクラウド上で行えるのでやはり便利です。

小さい会社を初めて作る場合、法人口座の開設で落ちる方もいらっしゃるので、そういった意味でもfreeeの存在は心強いのです。

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