黒字なのに倒産してしまうという会社は多いのが現実です。
黒字倒産する方の多くは、売上はどんどん上昇しているのに、取引先からの入金が遅いため倒産してしまうケースです。
もし、入金が早ければ倒産しなくて済んだ会社もあるのです。
黒字倒産しないために資金調達する方法が3つありますのでご紹介致します。
1、ファクタリングの利用
ファクタリングは、黒字倒産を防ぐために最適な資金調達の1つです。ファクタリングとは、簡単に説明すれば、売掛金を売却し、現金化することです。
もともと、土地を担保にしてお金を借りる方ケースがありますが、土地の代わりに売掛金を担保にお金を借りるイメージなのがファクタリングとなります。
ファクタリングを利用して、売掛金を現金化することができれば、そのお金で固定費を支払うことが可能となるため、黒字倒産せずに済むでしょう。
ファクタリングを利用することで、資金繰りが改善したという企業も多く存在しております。
また、ファクタリングを利用した方は、入金は少しでも早く、支払いは少しでも遅くすることの大切さを把握し、健全経営することができるようになったという経営者の方もおります。ファクタリングは、利用することができる方であれば、早ければ翌日には現金化できますので、すぐに現金が必要な方にとってうれしい制度といえるでしょう。
ただし、ファクタリング会社に高い手数料を支払う必要がありますので、繰り返し利用するのはやめましょう。
2、金融機関から融資を受ける
黒字の場合には、金融機関(信用金庫、日本政策金融公庫など)から融資を受けやすいです。
融資は受けやすいのですが、ファクタリングと異なり、借入までに時間がかかってしまいます。
借りるまでに時間がかかってしまいます。
資金調達するまでにまだ時間があるのであれば、ファクタリングに比べ利息が安いので、金融機関からの融資をお勧めします。
特に、開業7年以内の方であれば、日本政策金融公庫の中小企業経営力強化資金という制度を利用することで、担保不要、保証人なし、金利2%以下で融資を受けられます。
詳しくは、下記サイトをご参照ください。
中小企業経営力強化資金を利用して、金利を安く融資を受けよう!
3、事業者ローンを利用する
事業者ローンは、最大1,000万円までの借入であれば、つなぎ融資として利用できる可能性があります。
ファクタリングの場合には、信用情報に傷がついていても資金調達可能なのですが、事業者ローンは、信用情報に傷がついている場合には、融資を受けられない可能性が高いです。
また、1,000万円を超える借入にも対応はできません。
まとめ
黒字倒産を防ぐためには、ファクタリングを利用するか、日本政策金融公庫から融資を受けるかのいずれかがおすすめです。
売掛金があり、1日でも早く資金調達したい方は、ファクタリングの利用を検討すべきですが、一時的な資金調達として利用する場合を除き、おすすめはできません。
資金調達するまでに少し時間をかけても大丈夫な方には、日本政策金融公庫がおすすめです。
日本政策金融公庫について詳しく知りたい方は、下記をご参照ください。