日本政策金融公庫から少しでも多く融資してもらうための別紙資料作成ノウハウ

日本政策金融公庫から少しでも多く融資してもらうための別紙資料作成ノウハウ

もしあなたがお金を貸す側であればどのような方にお金を貸したいですか?

しっかりとした計画があり、事前に準備している方にお金を貸したいと思うでしょう。 日本政策金融公庫でも同じです。

つまり、計画と、準備していることを日本政策金融公庫にアピールしなければならないのです。

日本政策金融公庫から融資を受ける場合には、『創業計画書』を記載しますが、これだけではアピールが足りません。

そのため、別紙資料を作成した方が融資を受けられる確率が上がります。

 

今回は、飲食店を開業する方を例に別紙資料の作成のノウハウを公開致します。

 

1.別紙資料の作り方

ルールブック

(1)プロフィール作成

プロフィールを作成する際に、一番大切なのが経歴です。アピールできる経歴があればすべて記載してください。

①ダメな経歴の書き方

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ただ、どこで、何年間働いたかを記載するだけでも経験年数がながければアピールになりますが、さらにアピールするためにはもっと上手に記載しなければダメです。

②上手な経歴の書き方

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いくつかの店舗で勤務している方であれば、それぞれのお店で何を習得したかを記載すべきでしょう。アピールするための資料となりますので、多少の誇張して記載してもよい部分です。

(2)資格を保有している場合のアピール方法

飲食店を開業される場合、調理師免許や、利酒師、ワインソムリエなどの資格を保有している方もいらっしゃるでしょう。

アピールできる資格があるのであれば、〇〇をするために勉強して資格を取ったことを別紙に記載しましょう。

(例)ワインソムリエの資格を持っている方の場合

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店舗で、お肉料理をメインに提供することを予定していたため、2014年にワインソムリエの資格を取得した。

資格を保有しているだけでも、融資の加点要素になりますが、何のために資格を取ったのかを記載するとさらなるアピールになります。

冒頭でもご説明しましたが、準備をして開業する方にお金を貸したいという考え方がありますので、開業までの準備で資格を取得していることが評価されます。

(3)創業動機

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創業計画書でも創業動機を記載しますが、書くスペースが少なく、創業動機が伝わらない可能性があります。

すべてを伝えるために創業動機を別紙で作成しましょう。 下記の例は、私のお客様が記載した創業動機になります。

ここまで完璧なものを作成するのは難しいかもしれませんが、あなたの熱い思いをここで伝えるために、創業動機をしっかり記載しましょう。

(例)うどん屋さんの創業動機の記載例

私の生まれ育った土地は、良質な小麦の生産が盛んであったため、遡ること江戸時代から小麦を主食とする文化がありました。

そのため、うどんは地域の人々のソウルフードとして、小さな子供からお年寄りまでの幅広い年齢層に確固たる人気を博しております。

私自身も幼いころから家庭で日常的に、また外食の際にも大好きなご馳走として慣れ親しんでまいりました。

昼時、行列のできるうどん屋で見た見事な手捌きで黙々とうどんを打ち続ける職人に憧れを抱いたことを覚えています。

 

27歳で飲食業界に入り、縁あり鉄板焼きの料理人としてのキャリアをスタートしました。

調理技術が身に付くに従って、いつか独立したいという思いが自分の中に芽生え、36歳の時、同じく飲食業の経験を持つ妻との結婚を機にますます希望は膨らみました。

10年間鉄板焼きの料理人として従事してきたノウハウを生かし、その道での独立も考えましたが、抱いたうどん職人への思いを忘れることができず、好きな道を極めるということに妻も快く賛同してくれたため、夫婦で力を合わせ、新たにうどん屋を創業し生計を立てていく決意をいたしました。

 

修行先となったのは、数々のうどんの名店を訪れた中で、味、メニュー、雰囲気などまさに自分たちの思い描く指針となった店、【◯◯◯】です。

都内屈指の人気店に直談判することから始まり、うどん作りを一から習得、同時に日本酒について学ぶことで【唎酒師】の資格も取得。のちに晴れて独立の許しを頂きました。

私の熱意を買ってくださった◯◯の師匠はじめスタッフの皆様には感謝に尽きます。

 

今回の創業にあたって、一概にうどんの店といいましても、一般的なイメージはお蕎麦屋さんのような昔ながらの和風の店、または一世を風靡した讃岐のセルフスタイルの店がほとんどかと思います。

私が思案しているのは、修行先である◯◯の【手打ち釜揚げうどんと全国の日本酒の店】というスタイルを継承しつつ、10年間培った鉄板焼き料理をうどんやお酒のお供に提供するといった今までにない新しいうどん屋であります。

出店エリアには生活人口や企業も多く、地元の方々をはじめ雇用されている方々の交流や憩いの場として、町のさらなる活性化に繋がればと考えて夫婦で最大限の工夫を凝らした店づくりを目指す所存です。

 

(4)ターゲットの設定をアピールするための別紙

飲食店を開業するのであれば、どのような方をターゲットにするかを決めて開業するでしょう。例えば、立ち飲み居酒屋であれば、サラリーマンがターゲットでしょうし、カフェであれば、女性をターゲットに開業する方も多いでしょう。そのため、ターゲットをどのような方にするのかをまとめましょう。 ターゲットが確定したら、そのターゲットを集客するためにどのような工夫をしているのかを記載すると、日本政策金融公庫の担当者に伝わりやすいでしょう。

(例)

ターゲット ・子供連れからご年配のファミリー層 ・近隣に通勤するサラリーマンやOL の場合

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(5)立地の説明を別紙でする

近隣に何があるかを記載しておくことでアピールにつながります! また、ターゲットと関連することを記載すると良いです。例えば、サラリーマンをターゲットにしているため、オフィス街を選んだなどと記載するとよいでしょう。

(記載例) 商圏人口    ◯◯人 最寄駅   ◯◯駅 徒歩◯分 乗降者数  ◯◯◯人/日 近隣施設  ◯◯市役所、◯◯郵便局、◯◯博物館、◯◯美術館、◯◯図書館、◯◯寺 ◯◯公園、◯◯社、◯◯工場、◯◯本社、◯◯ショッピングセンター等

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(6)通行料調査の別紙を作成する

別紙を作成する際、出店予定地の通行量などの別紙につけると、融資を受けやすくなります。売上イメージを湧きやすくする資料を別紙につけるのがポイントとなります。

 

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(7)提供するメニュー表を別紙でつける

飲食店の場合に、創業してすぐ融資を受ける場合には、どのようなメニューを出すかまだ決まっていない可能性もありますが、箇条書きでよいので、どんなメニューをいくらで提供するのかを記載した資料を作成しましょう。

(8)競合調査を別紙で作成する

近隣の店舗の調査をするとよいでしょう。近隣にどのようなお店があって、同業種が近くにどれだけあるのかを分析する資料を作成するとよいでしょう。

(9)将来的にどのようなプロモーションをするかを別紙で作成する

  • 新規客
  • リピート客
  • 常連客

それぞれのお客様を増やすために何をやっていくのかを記載すると良いでしょう。

融資を受けるために作成するものですが、将来失敗しないためにもしっかり考えておくと将来の役に立つので、時間をかけて考えておきましょう。

(10)損益計算書を作成する

下記の科目で、どれくらいの売上、経費になるのかを検討してみましょう。

【売上高】

【売上原価】

【経費内訳】

・給与手当

・租税公課

・荷造運賃手数料

・水道光熱費

・旅費交通費

・通信費

・交際費

・消耗品費

・福利厚生費

・地代家賃

・広告宣伝費

・支払手数料

・リース料

・会議費

・諸会費

・支払報酬料

その他経費

上記の項目で毎月どれくらいかかるのかをエクセルでまとめ、どれだけ利益が出るのかを検討して、資料を作成してみましょう。

まとめ

融資を受けるための別紙作成はできそうでしょうか?

融資のために作成するものですが、どの資料の作成をするにしても、考えて作成することになるので、ビジネスを上手くいかせるためにも必要になるのではと思います。

作成するのに時間はかかりますが、融資のためだけの資料ではなく、将来の成功のために必要な資料だと考えて作成することをオススメします。

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