同じ自己資金でも、過去の年収が高い方のほうが、評価が低い?

同じ自己資金でも、過去の年収が高い方のほうが、評価が低い?

日本政策金融公庫(以下、『公庫』と呼びます。)では、融資をするかどうかを判断する際に、必ず自己資金をチェックされます。自己資金が全く同じでも、評価が変わることがあるのです。今回の記事では、自己資金が同じでもなぜ評価が変わるのかをご説明していきます。

1.公庫が融資をしたいのは、準備をしっかりしている方

公庫は、貸したお金をしっかり返せそうな方にお金を貸したいと考えております。 つまり、倒産しない企業にお金を貸したいのです。倒産しない企業の多くは、しっかり計画をたて、その計画を実行するために準備し、その計画を実行していきます。

創業時の融資のポイントは、

創業時の融資のポイント

 

この2点がポイントになります。

例えば、創業するために1,000万円が必要だったとします。1,000万円なければ開業できないのであれば、1,000万円を準備しなければなりません。

もちろんご自身で1,000万円貯めることは厳しいかもしれませんが、1,000万円に少しでも近づけるようにお金を貯めていくべきでしょう。

(例) 年収300万円のAさんは2年後にお店を出店したいと考え、毎月5万円を貯めて、2年で120万円を貯めました。

このお金を自己資金にして融資を申し込んだ場合には、2年頑張って準備していると評価されるため、融資の成功確率は高いでしょう。

では、年収600万円のBさんが2年後にお店を出店したいと考えていました。

貯金しようと思えば毎月15万円貯金することができましたが、残念ながら月に5万円しか貯められず2年後に120万円を貯めました。

Bさんも、毎月5万円貯めているので、もちろん融資を受けることは可能ですが、評価はAさんの方が高いため、Aさんの方がお金を高く借りられる可能性があります。

AさんとBさんの評価の差

2.準備さえしっかりしていれば、確実に融資を受けられる

融資の確率を上げるには半年前から準備しよう

半年前から準備さえしていれば、融資は確実に受けられるでしょう。

例えば、平日働いているところで25万円の収入があったとします。

開業するために、開業半年前だけ、土日も働き半年間でなんとか100万円を貯めました。この方であれば開業するために頑張っているとみなされるため、融資を受けられるでしょう。

3.実際の事例

私のお客様の事例ですが、お二人とも整骨院を開業する予定でした。

お一人の直近の年収は350万円、もう一人の直近の年収は600万円でした。

年収350万円自己資金100万円のお客様の融資額

年収600万円自己資金80万円のお客様の融資額

年収600万円もあったにもかかわらず自己資金が少なすぎるという評価がされてしまい、700万円しか借りることはできませんでした。

まとめ

コツコツ貯めた自己資金で融資成功の可能性を上げましょう

融資は、少しでも自己資金が多いほうが有利になります。

年収や、家族構成によって、貯金できる金額は変わると思いますが、開業するために準備をしっかりアピールするためにもできるかぎりの額を貯めるようにしましょう。

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