100%の確率で融資を受けることができます!というと何があるかわからないので、100%とは言い難いですが、99%の確率で融資を成功させることはできます。 では、99%の確率で融資を成功させるためには何をすれば良いのでしょうか?
目次
1.融資はどこから受けるのがいいのか
そもそも融資はどこから受けるのがいいのかですが、おすすめは政府が100%出資している政府系金融機関である「日本政策金融公庫」です。日本政策金融公庫は政府系金融機関として地域経済発展のために、小規模事業者と創業間もない方に対して積極的に融資を行っています。
日本政策金融公庫については下記動画で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
創業融資については下記記事で詳しく解説していますので、合わせてこちらも確認いただければと思います。
そのため、他にも銀行のフリーローンやカードローン、消費者金融といった借入もありますが、ここでは日本政策金融公庫から融資を成功させるための解説をしていきます。
2.99%融資を成功させるためには、下記要件に当てはまっていないこと
下記の要件に当てはまっていると融資を受けるのが難しいです。 もちろん、下記に当てはまっても融資を受けられる可能性はありますが、
融資成功率は下がるとお考えください。
(1)クレジットブラックの方
直近5年から7年以内にクレジット事故を起こしている方は、融資を受けられる可能性が非常に低いです。
CICなどで、個人信用情報を確認していただき、特に問題がなければOKです。
上記のサイトでご自身の信用情報を調べることが可能です。
こちらで調べてみて、「返済状況」に「異動」がなく、「入金状況」に「A」や「P」のマークがついていなければ問題ないです。 少しでも個人信用情報に心配のある方は是非調べてみましょう。
(2)税金の未納や滞納がある方
今まで会社員だった方は、会社が税金を給与から天引きしているので、未納や滞納があるケースはほとんどないかと思いますので、問題ありません。
すでに開業している方で、所得税、住民税、法人税、事業税、消費税など、税金の未納や滞納がある場合には、融資を受けられる可能性が下がります。
(3)水道光熱費や家賃支払の支払い期日の遅延や、支払いもれがある場合
水道光熱費(電気、ガス、水道代)や家賃は、毎月期日通りに支払いましょう。遅延が多い方や、支払い漏れがある場合には、融資を受けられる確率が下がります。
(4)金融機関からキャッシングがある
消費者金融やキャッシング、リボ払いなどの残高が多い方は融資を受けることが難しい場合があります。
日本政策金融公庫などの金融機関では、個人情報を見れば誰がどこからお金を借りているのかを把握できるデータベースがあります。そのため、基本的に隠してもバレるとお考えください。
(5)面談態度が悪い方
融資の面談で、厳しいことを言われるケースもあります。しかし、絶対にキレてはいけません。
これに当てはまると融資を受けることは厳しい?7つのチェックポイント
日本政策金融公庫で99%融資NG の方について動画で解説していますので、こちらもご参照ください。
3.99%の融資を成功させるためには、自己資金を100万円以上用意しよう
自己資金とは、ご自身で毎月通帳上で貯めたお金のことです。
現金を自宅で貯めている方は、そのお金が自己資金として認められないこともありますので、貯める際には、通帳にお金を入れて貯めましょう。
面談の際に必ず、直近半年間の通帳が見られますので、半年以上かけて100万円以上の自己資金を貯めてください。
また日本政策金融公庫の審査で評価される通帳について動画でも解説していますので、ご参照ください。
4.資料を丁寧に作成する
日本政策金融公庫から融資を受ける場合には、創業時であれば、『創業計画書』、創業して時間が経過している場合には、『企業概要書』を記載しなければなりません。
こちらの資料は丁寧に作成しましょう。
創業計画書、企業概要書の記載方法については、以下の記事で詳しく記載しております。ぜひこちらもご確認ください。
5.事業の経験があること
創業する事業内容を、過去に勤務していた会社で経験していれば、OKです。 今までにやったことがないこと(未経験)で融資を受けるのは、かなり難しいため融資を受けられる確率が下がります。
日本政策金融公庫で確実に創業融資を成功させるための準備リストについて動画で解説していますので、ぜひご参照ください。
6.借りたお金を何に使うか明確なこと
借入金額が500万円としたとき、
設備資金として
- 営業車両の購入として200万円
- 事務所の保証金として50万円
- ホームページ作成費用として50万円 合計300万円
運転資金として
- 従業員2名の人件費(3ヵ月分)として180万円
- 広告宣伝費として20万円 合計200万円
など何にいくら使うのかが明確でなければなりません。
7.融資のために補足資料を提出する
融資では、決められた資料を提出する必要がありますが、その資料以外に補足の資料を提出することで、印象もよくなり、事業に対するやる気を伝えることができます。
そのため、印象をUPさせるためにもなるべく補足資料を作成し、提出すべきでしょう。
日本政策金融公庫から少しでも多く融資してもらうための別紙資料作成ノウハウ
7.融資を専門としている認定支援機関を経由して融資を受ける
融資を専門としている認定支援機関は、何度も融資を通しております。通す術をすべて把握しておりますので、専門家の意見を聞きながら融資を進めてきましょう。
9.融資の専門家に面談に同席してもらう
個人情報保護の観点から、基本的に融資の面談に本人以外の同席は認められておりません。しかし、申込する方と金融機関側の同意があれば、専門家が同席できる場合があります。
専門家が同席することで、面談でミスすることはなくなるでしょう。
【融資実績3,700件以上のプロが教える】日本政策金融公庫でお金を借りられる方と借りられない方の違いとは?
まとめ
融資を受ける半年前から計画的に準備することで、融資審査に受かる可能性を限りなく100%に近づけることも夢ではありません。事業を成功させるために余裕ある資金繰りができるよう、時間をかけて準備していきましょう。
公庫融資についてご不明点がありましたら、当社株式会社SoLaboまでお気軽にご相談ください。業界業種問わずさまざまな資金繰りに関する相談を承ります。