2017年度から開始された「IT導入補助金」。
この制度は中小企業や小規模事業者がソフトウエアなどのITツールを導入し活用することで、売上アップや業務効率化など会社の生産性を向上させることを目的に始まりました。
2018年度は昨年度に比べ、補助金を得られる企業の数や予算も大幅に拡大しています。
事業拡大のために「IT導入補助金」を活用していこう!
1.ホームページ制作も補助金の対象内?
パッケージソフトやクラウドサービスのようなITツールを導入することに対しては補助金の対象ですが、ホームページ制作はIT導入補助金の対象になるのでしょうか?
結論からいいますと・・・
ホームページ制作は新規で制作する場合のみ対象内になります。
「新規」という点がポイントなので、既存のホームページの機能を強化したり、新たにコンテンツを追加したりする場合は補助の対象外になります。
ホームページを宣伝し集客するためのランディングページ(LP)の制作費は、新規ホームページ制作の付随であれば補助対象ですが、ホームページをすでに保有しており、LPのみを新たに制作する場合は機能強化とみなされるため補助対象外になります。
また自社の宣伝費用、SNSでの広告費用も対象外です。
参照先:ITツール登録の手引き
2.ホームページのリニューアルは対象になるのか?
前述しましたが既存ホームページに機能を追加することは補助対象になりません。
そうなるとホームページのリニューアルも対象外では?もし全面的に作り替えた場合はどうなるの?と思う方もいらっしゃるかもしれません。
事務局の回答は以下のようでした。

100%できないと限りませんが、現段階では難しいと予測されます。
また、最近ではホームページを制作していない企業は一昔前よりも減っており、今後リニューアルも補助金対象として認められるようになる可能性はあります。
しかし、現段階では何とも言えませんので、迷っているのであれなまずは申請をしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
新規ホームページ制作は補助金の対象ですが、リニューアルは対象外になる可能性が高いとわかりました。
しかし、年々IT導入補助金の内容が変更されています。
来年はリニューアルも補助対象に含まれる可能性が十分ありますので、ホームページに関わる補助金を受けたいと考えている場合は来年以降の動向も確認しておきましょう。