セーフティネット保証8号とは?

セーフティネット保証8号とは?
株式会社SoLabo 代表取締役 田原広一
この記事の監修
株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者
資格の学校TACで財務諸表論の講師を5年行う。税理士事務所勤務を経て、平成23年より個人で融資サポート業務をスタート。
平成27年12月、株式会社SoLabo立ち上げ。
融資支援業務に力を注ぎ、現在では400件以上の融資支援を行っている。

セーフティネット保証制度には、1号から8号の種別があります。

この8種類の中でも賃貸債権がRCC・整理回収機構に譲渡された中小企業の事業再生を支援するのが8号です。

今回はこの、セーフティネット保証8号について解説します。

1.セーフティネット保証8号とは?

(1)連鎖倒産を防止するための保証

セーフティネット保証8号は賃貸債権がRCC・整理回収機構に譲渡された中小企業の事業再生を支援するための保証です。

「整理回収機構」とは、経営破綻した金融機関や反社会的勢力が債権者となっている債権の回収や買い取りを行ったり、事業再生を手伝うために公的資金を投入したりといった、金融の健全化を目的とした活動を行う機関です。

この「整理回収機構」に債権が譲渡されたあと、事業の再生が可能であると判断された場合に利用できるようになるセーフティネット保証です。

(2)保証の内容

セーフティネット保証8号制度を利用する通常の保証協会付き融資とは別枠で保証協会が保証人となる融資を受けることができます。

8号を利用した場合はこの別枠融資は信用保証の保証率が80%となっており、金融機関の側にもリスクがあるため、融資のハードル自体はあまり下がらないため、通常の融資に加えてさらに再生のために必要な資金を借りられる制度、と考えるのがいいでしょう。

保証上限金額は通常の信用保証付き融資が2億8千万円、セーフティネット保証8号制度を適用することで、さらに2億8千万円の融資を受けることができます。

とはいえ、通常と合計5億6千万円もの資金を必要とすることはほぼないので、通常の融資で足りない場合に追加融資を受けやすくなる制度、と考えておきましょう。

2.セーフティネット保証8号の対象となる企業

金融機関からの直近の総借入残高が前年同期比で減少しているのがまず一つ。

その他に、事業の再生の見込みがあることを証明するために実現性の高い事業再生計画を作成し、RCCに対する債務について返済条件の変更を受けている中小企業者が対象となっています。

3.手続きの流れ

(1)8号の対象となることができると示す

8号の認定は少々特殊で、金融機関からの借入残高の減少と事業再生計画の作成が重要となります。

借金を減らし、事業の再生が可能な事業者であることを証明する必要があるのです。

この「事業の再生が可能な事業者であることを証明する」ための必要書類を、認定申請書と一緒に提出します。

(2)本店所在地の市町村に認定申請を申し込みする

自分の事業がセーフティネット保証1号の対象になっていた場合、定款に書かれた本店所在地、個人事業主の場合は主な事業所所在地の市町村役場の融資に関連する商工担当課等の窓口に認定申請書と、1号指定事業者と取引を行っていたことを示す書類を合わせて提出します。

支援対象であると認定を受けると認定書を貰うことができます。

書類に不備等がある場合は不備を指摘されたうえで差戻されるので、指示に従って書類を書き直し、再度認定申請をしましょう。

(3)金融機関に相談に行く

認定書を受け取ったら、希望の金融機関または本店、事業所の所在地にある信用保証協会に認定書を持って保証付き融資を申し込みます。

審査が無事終了し、融資を受けることができれば完了です。

まとめ

セーフティネット保証8号制度は、他のセーフティネット保証と比較して救済の意味合いが強く、受けられる企業もかなり限定されます。

RCCに債権が回収された場合は、セーフティネット保証8号制度の利用を検討してみるといいでしょう。

株式会社SoLaboがあなたの融資をサポートします!







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