資金調達におけるクローズとは?概要をわかりやすく解説

スタートアップ企業やベンチャー企業など、起業後に資金調達を予定している人の中には、クローズという言葉を聞いたことがある人もいますよね。その際、資金調達におけるクローズの言葉の意味を知らず、クローズとは何かを知りたい人もいるでしょう。

当記事では、資金調達におけるクローズとは何かを解説します。資金調達におけるクローズの概要に加え、出資者の決定からクローズまでの流れも解説するため、資金調達におけるクローズの情報が知りたい人は参考にしてみてください。

クローズとは資金調達の手続きが完了すること

クローズとは、資金調達の手続きが完了することです。資金調達におけるクローズは企業が資金調達先から資金を受領し、資金調達の手続きが完了することを意味するため、資金調達におけるクローズの情報が知りたい人はクローズの概要を確認してみましょう。

クローズは「クロージング」とも呼ばれ、資金調達の手続きにおける最終段階を指します。企業が資金調達先から資金を受け取った後、増資登記の申請や株主名簿の更新などの手続きを完了させることにより、一連の資金調達の手続きはクローズとなります。

また、資金調達におけるクローズは資金調達ラウンドごとに行われます。「シード」「シリーズA」「シリーズB」など、資金調達ラウンドごとに資金調達の手続きを完了させることになるため、クローズはその資金調達ラウンドが終了することも意味します。

なお、クローズの情報が知りたい場合、企業のプレスリリースを参考にする方法があります。「調達額」や「出資者」など、クローズに関する情報を確認できる可能性があるため、特定の企業に関するクローズの情報が知りたい人はプレスリリースを参考にすることを検討してみましょう。

クローズは段階的に行われる場合がある

資金調達におけるクローズは1回とは限らず、段階的に行われる場合があります。ひとつの資金調達ラウンドにおいて段階的に複数回のクローズが行われる場合があるため、クローズの情報が知りたい人はその前提を踏まえておきましょう。

【段階的に行われるクローズの具体例】

項目 概要
ファーストクローズ 資金調達ラウンドにおける最初の資金調達の手続きが完了すること
セカンドクローズ 資金調達ラウンドにおける2回目の資金調達の手続きが完了すること
ファイナルクローズ 資金調達ラウンドにおける最後の資金調達の手続きが完了すること

クローズが段階的に行われる場合はクローズの順番に応じて呼称が異なります。「ファーストクローズ」や「セカンドクローズ」など、ひとつの資金調達ラウンドにおけるクローズの順番をもとにクローズの呼称が変化していくことになります。

また、ひとつの資金調達ラウンドにおけるクローズの回数に決まりはありません。「サードクローズ」や「ファイナルクローズ」など、複数回のクローズを行うことにより資金調達を段階的に進める方法があるため、クローズの回数は企業の方針次第となります。

なお、段階的にクローズを行う理由はいくつかあります。「資金提供先ごとに出資の時期がずれた場合」や「一定の資金調達額に至った場合」など、企業ごとに状況が異なる関係上、いくつかの理由があるため、クローズの情報が知りたい人は予備知識として覚えておきましょう。

出資者の決定からクローズまでの流れ

出資者の決定からクローズまでの間には、いくつかの工程があります。クローズまでの流れを押さえることにより、クローズの全体像を把握できる可能性があるため、クローズの概要を確認した人は出資者の決定からクローズまでの流れを押さえておきましょう。

【出資者の決定からクローズまでの流れ】

  1. 出資者の決定
  2. タームシートの作成
  3. 投資契約書の作成
  4. 投資契約の締結
  5. 出資金の受領
  6. クローズ

出資者の決定に続く工程はタームシートの作成です。「株式の種類」「1株あたりの価格」「企業の評価額」など、出資者側は投資契約の基本条件を明記したタームシートを作成し、その後は企業側がタームシートにある投資契約の基本条件を確認することになります。

また、タームシートの作成に続く工程は投資契約書の作成です。「投資内容」「表明保証」「特約事項」など、出資者側はタームシートの内容に基づく投資契約書を作成し、その内容に問題がなければ、企業側は出資者との投資契約を締結することになります。

そして、投資契約の締結に続く工程は出資金の受領です。「払込総額」「払込期日」「払込口座」「払込条件」など、出資者側は投資契約書の内容を踏まえつつ、企業側の払込口座に入金し、その後は企業側が出資金の受領を確認する流れとなります。

なお、出資者の決定からクローズまでの期間は企業次第です。「株主総会の開催」や「投資家への書類共有」など、今回紹介した工程以外の手続きが必要となる場合はクローズまでに時間がかかるおそれがあるため、クローズの情報が知りたい人は予備知識として覚えておきましょう。

まとめ

クローズとは、資金調達の手続きが完了することです。資金調達におけるクローズは企業が資金調達先から資金を受領し、資金調達の手続きが完了することを意味するため、資金調達におけるクローズの情報が知りたい人はクローズの概要を確認してみましょう。

また、資金調達におけるクローズは1回とは限らず、段階的に行われる場合があります。ひとつの資金調達ラウンドにおいて段階的に複数回のクローズが行われる場合があるため、クローズの情報が知りたい人はその前提を踏まえておきましょう。

なお、出資者の決定からクローズまでの間には、いくつかの工程があります。クローズまでの流れを押さえることにより、クローズの全体像を把握できる可能性があるため、クローズの概要を確認した人は出資者の決定からクローズまでの流れを押さえておきましょう。

どのくらい借りられる?初めてでも大丈夫?返済が不安・・・

創業融資の不安プロに相談しませんか?

融資支援実績8,000件超SoLaboが融資をサポートします。

「とりあえず、話しながら相談したい」方

融資支援の専門家に電話で相談

電話ロゴ 0120-188-117

【平日】10:00~19:00

「融資が受けられるか手軽に知りたい」方

フォーム入力でカンタン
融資無料診断