支払い.com(支払いドットコム)とは、株式会社クレディセゾンと株式会社UPSIDERの共同運営による後払いサービスです。法人企業や個人事業主に向けた後払いサービスを展開し、UPSIDER社全体での導入企業数は2万社を突破しています(2023年4月末時点)。
そして、支払い.comの最大の特徴は、支払いを最長60日先延ばしできる点です。書類や審査を必要とせず、手続きにかかる時間は最短60秒などの特徴もあるため、支払い.comは資金繰りに悩みを抱える法人企業や個人事業主を対象にした後払いサービスとなります。
支払い.comの特徴
支払い.comの最大の特徴は支払いを先延ばしできる点ですが、その他にも特徴として挙げられる点があります。支払い.comの利用を検討している人は、支払いを先延ばしできる点を踏まえつつ、それぞれの特徴を確認してみましょう。
【支払い.comの特徴】
- 支払いを最長60日先延ばしできる
- 手数料が一律4%に設定されている
- 書類や審査を必要としない
支払い.comは資金繰りを改善したい法人企業や個人事業主に向けた後払いサービスとなるため、資金繰りの改善に効果を発揮する特徴があります。まずは、支払い.comの特徴として挙げられるそれぞれの項目を確認してみましょう。
【PR】最短60秒で利用可能!
支払いドットコム公式サイトを確認する
支払いを最長60日先延ばしできる
支払い.comの特徴として挙げられるのは、支払いを最長60日先延ばしできる点です。支払いを最長60日先延ばしできるため、支払い.comを利用することにより、銀行や信用金庫などの金融機関から借り入れせずに資金繰りを改善できる可能性があります。
【支払い.comの仕組み】
※最短翌営業日後に振込完了となります
たとえば、銀行振込の支払期日が6月末の場合、15日締めの翌月30日払いのクレジットカードならば、その翌々月となる8月30日に支払いを先延ばしできます。銀行振込の支払期日がクレジットカードの支払期日に変わるため、実質的に支払期日が延長されます。
また、請求書の振込金額はカード会社に支払うことになります。支払い.comがカード会社から料金を回収する仕組みとなるため、支払い.comに直接返済する必要はなく、振込金額とサービスの手数料はクレジットカードから引き落とされます。
なお、支払い.comは振込名義を自由に指定できます。自身の名前を指定できることにより、支払い.comの利用を支払先に知られることはないため、支払先に知られることなく、資金繰りを改善したい人は支払い.comの利用を検討してみましょう。
手数料が一律4%に設定されている
支払い.comの特徴として挙げられるのは、手数料が一律4%に設定されている点です。手数料が一律4%に設定されているため、その利率が変動することはなく、他社のサービスよりも支払い.comのほうが手数料を抑えられる可能性があります。
【支払い.comの手数料】
項目 | 概要 |
---|---|
手数料 | 手数料は一律4%(税込4.4%) |
支払方法 | 振込金額に手数料が上乗せされる |
たとえば、振込金額が100万円の場合、クレジットカードの決済額は104.4万円となる計算です。手数料率は一律4%に固定され、その利率は変動することがないため、振込金額が100万円だったときはクレジットカードの決済額は104.4万円となります。
また、ファクタリングサービスの手数料の相場は5%〜15%です。ファクタリングサービスは売掛金を売却するサービスとなるため、それぞれの性質は異なりますが、ファクタリングサービスと比較した場合は支払い.comのほうが手数料を抑えられる可能性があります。
なお、支払い.comのユーザー登録は無料です。サービスの利用前に料金が発生することはないため、現在は支払い.comを利用する予定がなく、今後の資金繰りの備えとして考えている人は支払い.comにユーザー登録することを検討してみましょう。
書類や審査を必要としない
支払い.comの特徴として挙げられるのは、書類や審査を必要としない点です。書類や審査を必要としないため、書類を用意する時間や審査を受ける時間もかからず、国内発行のクレジットカードがあれば、すぐにでも支払い.comを利用できる可能性があります。
【ファクタリングサービスとの比較】
項目 | 概要 |
---|---|
ファクタリングサービス | 書類:決算書や登記簿謄本などの書類を提出
審査:所定の審査を受けることになる |
支払い.com | 書類:決算書や登記簿謄本などの書類は不要
審査:審査や面談を受けることはない |
たとえば、ファクタリングサービスを利用する場合、決算書や登記簿謄本などの書類を提出することになります。提出した書類は審査の合否を決める判断材料のひとつとして扱われ、審査に落ちることにより、ファクタリングサービスを利用できないことも考えられます。
一方、支払い.comを利用する場合、決算書や登記簿謄本などの書類は不要です。必要となるのは国内発行のクレジットカードのみとなるため、書類や審査を必要とせず、国内発行のクレジットカードがあれば、支払い.comを利用することができます。
なお、支払い.comの手続きにかかる時間は最短60秒です。WEB上からユーザー登録できることにより、即日利用できる可能性もあるため、書類を用意する時間や審査を受ける時間がなく、すぐにでも資金繰りを改善したい人は支払い.comの利用を検討してみましょう。
【PR】最短60秒で利用可能!
支払いドットコムのユーザー登録をする
支払い.comの利用を検討中の人は条件面を確認してみる
支払い.comの利用を検討中の人は条件面を確認してみてください。とくに、クレジットカードに関する条件面は利用するかどうかを決める判断材料のひとつになるため、支払い.comの利用を検討中の人はクレジットカードに関する条件面を確認してみましょう。
【クレジットカードに関する条件面】
- 利用できないクレジットカードがある
- 利用できる金額はクレジットカードによる
- 決済のタイミングはクレジットカードによる
クレジットカードに関する条件面を確認することにより、支払い.comを利用するかどうかを決められるかもしれません。支払い.comの利用を検討中の人は、クレジットカードに関する条件面となるそれぞれの項目を確認してみましょう。
利用できないクレジットカードがある
支払い.comはクレジットカードを利用するサービスですが、利用できないクレジットカードがあります。所有するクレジットカード次第では、支払い.comを利用できないことも考えられるため、まずは利用できるクレジットカードを確認してみましょう。
【支払い.comを利用できるクレジットカード】
国際ブランド | セゾンカードが発行 | 他のカード会社が発行 | 具体例 |
---|---|---|---|
VISA | 〇 | 〇 | 楽天ビジネスカード |
Mastercard | 〇 | 〇 | ライフカードビジネスライトプラス |
JCB | 〇 | ✕ | ゴールドカードセゾン |
AMERICAN EXPRESS | 〇 | ✕ | セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カード |
その他 | ✕ | ✕ | ― |
たとえば、VISAブランドとMastercardブランドの場合、セゾンカードが発行するクレジットカードに加え、他のカード会社が発行するクレジットカードも利用できます。セゾンカードが発行していれば、デビットカードやプリペイドカードを利用することも可能です。
一方、AMERICAN EXPRESSブランドの場合、利用できるのはセゾンカードが発行するクレジットカードのみです。他のカード会社が発行するクレジットカードは利用できず、セゾンカードが発行していなければ、デビットカードやプリペイドカードも利用できません。
なお、海外発行のクレジットカードは未対応です。銀聯やDiscoverなどの国際ブランドは対応しておらず、海外発行のクレジットカードは利用することができないため、支払い.comの利用を検討している人は留意しておきましょう。
利用できる金額はクレジットカードによる
支払い.comはクレジットカードを利用する関係上、利用できる金額はクレジットカードによります。カード会社から料金を回収する仕組みとなるため、支払い.com自体に上限額はなく、カード会社が定める金額が上限額となります。
【クレジットカードの上限額の例】
項目 | 上限額 |
---|---|
楽天ビジネスカード | 最大300万円 |
ライフカードビジネスライトプラス | 最大500万円 |
ゴールドカードセゾン | 非公開 |
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カード | 非公開 |
たとえば、「楽天ビジネスカード」の場合、上限額は最大300万円です。実際の上限額は楽天ビジネスカードの所有者によっても異なりますが、上限額が300万円に設定されていれば、支払い.comの上限額も300万円になります。
また、「ライフカードビジネスライトプラス」の場合、上限額は最大500万円です。実際の上限額は楽天ビジネスカードの所有者によっても異なりますが、上限額が500万円に設定されていれば、支払い.comの上限額も500万円になります。
なお、クレジットカードの上限額は所有者ごとに異なります。クレジットカードの上限額は総利用枠や利用可能枠とも呼ばれ、ショッピング枠とキャッシング枠の合算が上限額となる傾向もあるため、支払い.comの利用を検討している人は留意しておきましょう。
決済のタイミングはクレジットカードによる
支払い.comはクレジットカードを利用する関係上、決済のタイミングはクレジットカードによります。カード会社から料金を回収する仕組みとなるため、支払い.com自体に支払日はなく、カード会社が定める引き落とし日が決済のタイミングとなります。
【クレジットカードの支払日の例】
項目 | 締め日と引き落とし日 |
---|---|
楽天ビジネスカード | 毎月月末締めの翌月27日払い
(金融機関が休業日の場合は翌営業日) |
ライフカードビジネスライトプラス | 毎月5日締めの当月27日または翌月3日払い
(金融機関が休業日の場合は翌営業日) |
ゴールドカードセゾン | 毎月10日締めの翌月4日払い
(金融機関が休業日の場合は翌営業日) |
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カード | 毎月10日締めの翌月4日払い
(金融機関が休業日の場合は翌営業日) |
たとえば、「楽天ビジネスカード」の場合、引き落とし日は翌月27日です。金融機関が休業日の場合は翌営業日となりますが、原則は翌月27日払いとなるため、支払い.comの利用金額は27日に引き落としされます。
また、「ライフカードビジネスライトプラス」の場合、引き落とし日は当月27日または翌月3日です。金融機関が休業日の場合は翌営業日となりますが、原則は当月27日または翌月3日払いとなるため、支払い.comの利用金額は27日または3日に引き落としされます。
ただし、クレジットカードの引き落とし日は変更される可能性もあります。同じカード会社だったとしても種類ごとに引き落とし日が異なるクレジットカードもあるため、支払い.comの利用を検討している人は留意しておきましょう。
気になる点がある人はよくある質問を参考にしてみる
気になる点がある人は「よくある質問」を参考にしてみてください。今回はよくある質問の中からサービス内容に関する質問を紹介するため、支払い.comの利用を検討している人はサービス内容に関する質問を参考にしてみましょう。
【よくある質問の例】
質問例 | 回答 |
---|---|
利用用途に制限はありますか? | 利用規約にあたる利用は禁止 |
利用明細書は発行できますか? | 利用明細書は管理画面から発行可能 |
振り込まれるのはいつですか? | 原則は振込予約した日の午前中 |
よくある質問として挙げられるのは「利用用途」に関する質問です。「自社宛の振り込み」や「現金化にあたる行為」などの利用規約にあたる利用は禁止され、「仕入先の支払い」や「取引先の支払い」などのビジネスシーンにおける利用が認められています。
また、よくある質問として挙げられるのは「振込日」に関する質問です。原則は振込予約した日の午前中に送金が実行されますが、月末と月初は手続きが集中する関係上、管理画面上から確認できるステータスの更新が遅れる可能性があります。
なお、支払い.comの公式サイトには、利用前の人や利用中の人からの質問をまとめている「よくあるご質問」のページがあります。知りたい情報が見つかる可能性もあるため、支払い.comの利用を検討している人は公式サイトを確認してみましょう。
まとめ
支払い.comの最大の特徴は、支払いを最長60日先延ばしできる点です。書類や審査を必要とせず、手続きにかかる時間は最短60秒などの特徴もあるため、支払い.comは資金繰りに悩みを抱える法人企業や個人事業主を対象にした後払いサービスとなります。
また、支払い.comの利用を検討中の人は条件面を確認してみてください。とくに、クレジットカードに関する条件面は利用するかどうかを決める判断材料のひとつになるため、支払い.comの利用を検討中の人はクレジットカードに関する条件面を確認してみましょう。
なお、支払い.comの公式サイトには、利用前の人や利用中の人からの質問をまとめている「よくあるご質問」のページがあります。知りたい情報が見つかる可能性もあるため、支払い.comの利用を検討している人は公式サイトを確認してみましょう。