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会員以外は融資を受けられない?信用金庫から資金調達するときのポイントを解説

事業資金の調達を検討している人の中には、信用金庫から融資を受けることを検討している人もいますよね。その際、「融資を受けられるのは会員のみ」という情報を目にしたことにより、会員以外でも融資を受けられるのかどうかを知りたい人もいるのではないでしょうか。

当記事では、信用金庫から資金調達するときのポイントを解説します。会員資格の必要性や会員資格の要件も解説しているため、「融資を受けられるのは会員のみ」という情報を目にしたことにより、会員以外でも融資を受けられるのかどうかを知りたい人は参考にしてみてください。

信用金庫から資金調達するときのポイントは会員資格

信用金庫から資金調達するときのポイントは「会員資格を保有すること」です。信用金庫の場合は独自の会員制度が設けられ、信用金庫から融資を受けられるのは原則として会員のみとなるため、まずはその前提を踏まえておきましょう。

信用金庫とは、地域の中小企業や住民のために設立された協同組織の金融機関のことです。地域の中小企業や住民がお互いに助け合う相互扶助を基本理念としている関係上、信用金庫は相互扶助の理念に基づいた独自の会員制度を設けています。

また、信用金庫の会員制度では、地域の中小企業や住民を会員の対象として、会員や地域社会の利益を優先しています。会員から預かった資金を地域社会の発展に生かすため、信用金庫の場合は融資対象者を原則として会員のみとしています。

そのため、信用金庫から融資を受けるには、原則として会員資格の保有が必要です。信用金庫から融資を受けたい人はその前提を踏まえつつ、資金調達の手段として信用金庫を選択するかどうかを検討してみましょう。

会員以外に融資を実施する場合もある

信用金庫の融資対象は原則として会員のみですが、会員以外の人に融資を実施することもあります。いくつかの制度に関しては、会員以外の人も信用金庫から融資を受けられる可能性があるため、信用金庫から融資を受けたい人はその前提を踏まえておきましょう。

【会員以外の人も融資を受けられる制度】

  • 本人預金を担保とする貸付
  • 一定額以下の小口貸付
  • 手形割引

具体例として挙げられるのは「本人預金を担保とする貸付」です。利用者が信用金庫に預けている資金や定期積金を融資の担保として提供する場合には、会員以外の人も信用金庫から融資を受けられる可能性があります。

また、もうひとつの具体例として挙げられるのは「一定額以下の小口貸付」です。500万円以下や700万円以下など、一定額以下の小口貸付の場合には、会員以外の人も信用金庫から融資を受けられる可能性があります。

ただし、現在会員であるかどうかにかかわず、信用金庫から融資を受けるならば、会員資格の要件を満たしている必要があります。会員以外の人も会員資格の要件を満たしている必要があるため、信用金庫から融資を受けたい人は留意しておきましょう。

信用金庫から融資を受けたい人は会員になることを検討する

信用金庫の場合、会員以外の人に展開する融資制度は限定的です。信用金庫の担当者から幅広い融資制度の提案を受けたい場合は会員になる必要があるため、信用金庫から融資を受けたい人は会員になるための要件を確認してみましょう。

【会員資格の具体例】

  • 営業地域内に所在していること
  • 従業員数や資本金が一定数以下であること
  • 出資をすること

信用金庫の会員になるための要件として挙げられるのは「営業地域内に所在していること」です。信用金庫は特定の市区町村や周辺地域を営業地域として定めているため、事業所や自宅の所在地が最寄りの信用金庫の営業地域内であれば、信用金庫の会員になることができます。

また、信用金庫の会員になるための要件として挙げられるのは「従業員数や資本金が一定数以下であること」です。「常時使用する従業員が300人以下」「法人の場合は資本金が9億円以下」など、従業員数や資本金の金額に関する要件が定められています。

そして、信用金庫の会員になるための要件として挙げられるのは「出資をすること」です。信用金庫は相互扶助の理念のもと、会員から集めた出資金を活動の資金源として会員や地域社会の発展に生かしているため、信用金庫の会員になるには、定額以上の出資が必要になります。

なお、会員になるための出資金の金額は信用金庫によっても異なります。出資の最低口数や1口あたりの金額など、出資金の金額は信用金庫ごとに定められているため、出資金の金額に関する情報が知りたい人は信用金庫の公式サイトや担当者に確認することを検討してみましょう。

会員の場合はあらゆる融資制度を利用できる

信用金庫の会員はあらゆる融資制度を利用することができます。利用する目的や利用する状況など、地域の中小企業や住民の資金需要は異なる関係上、信用金庫はそれぞれに対応できる融資制度を用意しているため、信用金庫から融資を受けたい人は留意しておきましょう。

【信用金庫の会員が利用できる融資制度】

項目 概要
一般融資 設備資金のための長期融資、運転資金のための短期融資、商業手形の割引
信用保証付き融資 信用保証協会の保証制度を利用する融資
制度融資 信用金庫と地方公共団体、信用保証協会の三者が協調して行う融資
代理貸付 信用金庫が日本政策金融公庫や福祉医療機構など、公的機関の融資制度を代理して貸付ける制度

信用金庫の会員が利用できる融資制度のひとつは「信用保証付き融資」です。信用保証付き融資の場合は信用保証協会が保証人となる保証制度を利用できるため、担保や保証人が不足していることに不安を抱える事業者でも融資を受けられる可能性があります。

また、信用金庫の会員が利用できる融資制度のひとつは「代理貸付」です。代理貸付の場合は日本政策金融公庫や福祉医療機構などの公的機関の融資を信用金庫から受けることができるため、公的機関に直接申し込むよりも手続きに関する負担を軽減できる可能性があります。

信用金庫の中には、地域社会の課題解決の支援や地域での創業支援など、地域の発展を促進する融資制度を用意しているところもあります。地域に根付いた持続可能な事業を推進したいと考えている人は信用金庫から融資を受けることを検討してみましょう。

まとめ

信用金庫から資金調達するときのポイントは「会員資格を保有すること」です。信用金庫の場合は独自の会員制度が設けられ、信用金庫から融資を受けられるのは原則として会員のみとなるため、まずはその前提を踏まえておきましょう。

また、信用金庫の場合、会員以外の人に展開する融資制度は限定的です。信用金庫の担当者から幅広い融資制度の提案を受けたい場合は会員になる必要があるため、信用金庫から融資を受けたい人は会員になるための要件を確認してみましょう。

なお、信用金庫の会員はあらゆる融資制度を利用することができます。利用する目的や利用する状況など、地域の中小企業や住民の資金需要は異なる関係上、信用金庫はそれぞれに対応できる融資制度を用意しているため、信用金庫から融資を受けたい人は留意しておきましょう。

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