【美容業版】日本政策金融公庫の創業計画書の書き方と記入例を解説

美容室やアイラッシュサロンなど、美容業の開業を目指している人の中には、日本政策金融公庫から創業融資を受けることを検討している人もいますよね。その際、創業計画書の書き方や記入例が知りたい人もいるのではないでしょうか。

当記事では、美容業における創業計画書の書き方と記入例を解説します。「創業計画を考えるときのポイント」や「創業計画書にある各項目のポイント」を解説するため、美容業の開業を目指している人は参考にしてみてください。

まずは創業計画を立てるところから始める

創業計画書は事業の実現性を伝えるための書類です。日本政策金融公庫の担当者は創業計画書から事業の実現性を見極めることになるため、まずはその前提を踏まえつつ、創業計画書を作成するための準備として創業計画を立てるところから始めてみましょう。

【創業計画を立てるときのポイント】

  • 将来を構想する
  • 現状を整理する
  • 課題を抽出する

創業計画書の内容が非現実的だった場合、事業の実現性を示すことはできません。日本政策金融公庫から創業融資を受けるならば、担当者に事業の実現性を示す必要があるため、まずは創業計画書を作成するための準備としてそれぞれの項目を確認してみましょう。

将来を構想する

創業計画を立てるときのポイントは「将来を構想すること」です。将来を構想することにより、目標や方針を創業計画書に落とし込むことができるため、美容業の開業を目指している人は創業計画書を作成するための準備として将来を構想してみましょう。

【将来を構想するときの具体例】

項目 具体例
コンセプト ・美容室のテーマは?
・美容室のコンセプトは?
ターゲット ・ターゲット層の年齢は?
・ターゲット層の性別は?
サービス ・カットのメニューは?
・カラーのメニューは?

将来を構想するときの項目として挙げられるのは「コンセプト」です。「心と髪を癒す施術」や「ほっとできる落ち着いた空間」など、コンセプトの観点から将来を構想することにより、開業後の目標を創業計画書に落とし込むことができます。

また、将来を構想するときの項目として挙げられるのは「ターゲット」です。「20代~30代の会社員」や「子ども連れの主婦」など、ターゲットの観点から将来を構想することにより、開業後の方針を創業計画書に落とし込むことができます。

なお、将来を構想するときは開業の動機を振り返ることも方法のひとつです。開業の動機を振り返ることにより、理想の将来像が見えてくる可能性があるため、将来を構想するときは開業の動機を振り返ることも検討してみましょう。

現状を整理する

創業計画を立てるときのポイントは「現状を整理すること」です。現状を整理することにより、長所や成果を創業計画書に落とし込むことができるため、美容業の開業を目指している人は創業計画書を作成するための準備として現状を整理してみましょう。

【現状を整理するときの具体例】

項目 具体例
技術 ・得意とするカットは?
・自信のあるパーマは?
知識 ・最近流行りのカットは?
・小顔効果のあるパーマは?
実績 ・固定客の人数は?
・施術の売上高は?

現状を整理するときの項目として挙げられるのは「技術」です。「立体感のあるカット」や「髪質を考慮したパーマ」など、技術の観点から現状を整理することにより、アピールポイントとなる長所を創業計画書に落とし込むことができます。

また、現状を整理するときの項目として挙げられるのは「実績」です。「200人を超える固定客」や「1日あたり50万円の売上」など、実績の観点から現状を整理することにより、アピールポイントとなる成果を創業計画書に落とし込むことができます。

なお、現状を整理するときは強みと弱みを書き出すことも方法のひとつです。強みと弱みを書き出すことにより、得意とする分野と苦手とする分野を把握できる可能性があるため、現状を整理するときは強みと弱みを書き出すことも検討してみましょう。

課題を抽出する

創業計画を立てるときのポイントは「課題を抽出すること」です。課題を抽出することにより、対策や戦略を創業計画書に落とし込むことができるため、美容業の開業を目指している人は創業計画書を作成するための準備として課題を抽出してみましょう。

【課題を抽出するときの具体例】

項目 具体例
資金 ・開業資金の目安は?
・資金調達の方法は?
商品 ・取り揃えるカラー剤は?
・取り揃えるシャンプー剤は?
集客 ・新規顧客の集客方法は?
・リピーターの獲得方法は?

課題を抽出するときの項目として挙げられるのは「資金」です。「設備資金の調達」や「自己資金の工面」など、資金の観点から課題を抽出することにより、その課題を解決するための対策を創業計画書に落とし込むことができます。

また、課題を抽出するときの項目として挙げられるのは「集客」です。「SNSの活用方法」や「広告の出稿先」など、集客の観点から課題を抽出することにより、その課題を解決するための戦略を創業計画書に落とし込むことができます。

なお、課題を抽出するときは競合となる店舗を調査することも方法のひとつです。競合となる店舗を調査することにより、新たな課題を発見できる可能性があるため、課題を抽出するときは競合となる店舗を調査することも検討してみましょう。

次は創業計画書にある各項目を確認する

日本政策金融公庫は創業計画書のフォーマットを用意しています。フォーマットの中には、いくつかの項目が用意され、その中でも融資の可否を左右する項目があるため、創業計画を立てた人は次の工程として創業計画書にある各項目を確認してみましょう。

【創業計画書にある項目の具体例】

  • 「創業の動機」
  • 「経営者の略歴」
  • 「取扱商品とサービス」
  • 「取引先と取引関係」
  • 「必要な資金と調達方法」
  • 「事業の見通し」

創業計画書のフォーマットは日本政策金融公庫の公式サイトにある「国民生活事業」からダウンロードできます。まずは創業計画書をダウンロードし、ダウンロードが完了した人は次から説明する各項目のポイントと記入例を確認してみましょう。

「創業の動機」

日本政策金融公庫の創業計画書にある項目のひとつは「創業の動機」です。開業の目的や理由を記入する項目となるため、「創業の動機」を書くときは開業前の計画性や開業後の経営方針を落とし込むことがポイントになります。

【「創業の動機」の記入例】

専門学校を卒業後は桜木町にある美容室のスタイリストや店長として勤務してきました。計13年間勤務し、その間はカットやカラーなどの施術に加え、人材育成や財務管理などの経験も積んできました。現在は指名客が200人を超え、昔からの夢でもある開業を目指し、毎月自己資金を貯めてきました。そしてこの度、横浜駅から徒歩5分の商店街に好条件の居抜き物件を見つけたため、開業を決意した次第です。開業後は低価格かつ短時間で、最新の施術を提供する美容室を目指していきます。

開業前の計画性を伝えるときのポイントは「具体的な行動」を盛り込むことです。「勤務経験の年数」「財務管理の経験」「自己資金の貯蓄」など、具体的な行動を盛り込むことにより、計画的に開業準備を進めてきたことを伝えられる可能性があります。

開業後の経営方針を伝えるときのポイントは「具体的な条件」を盛り込むことです。「商店街の物件」「低価格かつ短時間」「最新技術の提供」など、具体的な条件を盛り込むことにより、経営方針が明確にできていることを伝えられる可能性があります。

なお、支援者の協力がある場合はその旨を記入することも方法のひとつです。「親族」や「取引先」など、支援者の協力は事業の実現性を示す要素となるため、支援者の協力がある人は親族や取引先などの支援者との関係性を記入しておきましょう。

「経営者の略歴」

日本政策金融公庫の創業計画書にある項目のひとつは「経営者の略歴」です。自身の経歴や実績を記入する項目となるため、「経営者の略歴」を書くときは習得した技術や客観的な実績を落とし込むことがポイントになります。

【「経営者の略歴」の記入例】

年月 内容
平成23年3月 〇〇美容専門学校卒業
平成23年4月 ヘアーサロン〇〇 9年勤務
(平成30年7月よりチーフとして従事し、人材育成や顧客管理を担当)
平成30年10月 美容コンテスト 優秀賞を受賞
令和2年4月 △△美容室 4年勤務
(店長として従事し、財務や労務も担当。売上高は前年比15%増加)
令和6年11月 退職

習得した技術を伝えるときのポイントは「職務内容」を記入することです。「人材育成」「顧客管理」「財務」など、複数の職務を担当した経験がある場合はそれらの職務内容を記入することにより、開業後に活かせる技術を伝えられる可能性があります。

客観的な実績を伝えるときのポイントは「役職名」を記入することです。「チーフ」「店長」「エリアマネージャー」など、役職者としての経験がある場合はそれらの役職名を記入することにより、周囲からの評価を伝えられる可能性があります。

なお、美容コンテストの受賞歴がある場合はその旨を記入することも方法のひとつです。「コンテスト名」や「順位」など、受賞歴は美容業界での評価を証明するものとなるため、美容コンテストの受賞歴がある人はコンテスト名や順位などの受賞歴を記入しておきましょう。

「取扱商品とサービス」

日本政策金融公庫の創業計画書にある項目のひとつは「取扱商品とサービス」です。店舗の長所や戦略を記入する項目となるため、「取扱商品とサービス」を書くときは競合店との差別化や集客の実現性を落とし込むことがポイントになります。

【「取扱商品とサービス」の記入例】

項目 内容
事業内容 カット、カラー、パーマなどの美容サービスの提供
取扱商品・サービスの内容 カット(シャンプーとブロー込み)       :5,000円(売上シェア50%)
カラー(カットとシャンプーとブロー込み) :8,000円(売上シェア35%)
パーマ(同上)                :9,500円(売上シェア10%)
ヘッドスパ                :2,500円(売上シェア3%)
ヘアケア用品の販売            :2,000円(売上シェア2%)
客単価 7,500円
営業日数(月) 25日
定休日 木曜日
営業時間 9:00~19:00
セールスポイント 丁寧なカウンセリングを心掛け、お客さまの髪質に応じたヘアスタイルを提案します。また、カウンセリングからスタイリングにおける全行程を1人の美容師が実施する点も特徴です。待機時間を削減しつつ、施術の質を一定に保つこともできるため、安心して長く通える美容室です。
販売ターゲット・販売戦略 仕事や育児を抱える30代~40代の男女がターゲットです。開業前はチラシやクーポンなどの配布に加え、InstagramやTikTokなどのSNSを運用することにより、新規顧客の集客を進めます。また、開業後はポイント制度や無料保証制度を導入することにより、リピーターの獲得を目指します。
競合・市場など企業を取り巻く環境 開業予定地は横浜駅に近い商店街の路面店となるため、認知度を上げやすい立地です。競合店となる美容室が1店舗ありますが、高価格帯の美容室となるため、競合店よりも価格を抑え、入店しやすい内外装にすることにより、競合店となる美容室との差別化を図ります。

競合店との差別化を伝えるときのポイントは「店舗の強み」を記入することです。「髪質に応じたヘアスタイルの提案」「全行程を1人の美容師が実施」「施術の質が一定」など、店舗としての強みを記入することにより、競合店との差別化する要素を伝えられる可能性があります。

集客の実現性を伝えるときのポイントは「具体的な施策」を記入することです。「チラシやクーポンなどの配布」「InstagramやTikTokなどのSNS運用」「ポイント制度や無料保証制度などの導入」など、具体的な施策を記入することにより、集客の実現性を伝えられる可能性があります。

なお、商圏分析を実施した場合はその旨を記入することも方法のひとつです。「人口比率」や「集客動線」など、商圏分析は差別化や実現性における根拠となるため、商圏分析を実施した人は人口比率や集客動線などの商圏分析の結果を記入しておきましょう。

「取引先と取引関係」

日本政策金融公庫の創業計画書にある項目のひとつは「取引先と取引関係」です。想定している販売先や仕入先を記入する項目となるため、「取引先と取引関係」を書くときは見込み客の数や仕入先の信頼性を落とし込むことがポイントになります。

【「取引先と取引関係」の記入例】

項目 取引先名 所在地等 シェア 掛取引の割合 回収・支払いの条件
販売先 一般個人
(現在の固定客200人/通勤客や買い物客が多く、新規顧客を獲得しやすい立地)
100% 0% 即金
仕入先 〇〇株式会社
(現勤務先の仕入先)
〇〇県〇〇市 60% 100% 末日〆翌月末日支払
△△株式会社
(現勤務先の仕入先)
△△県△△市 40% 100% 末日〆翌月末日支払

見込み客の数の伝えるときのポイントは「来店が期待できる理由」を記入することです。「固定客の数」や「立地の利点」など、来店が期待できる理由を記入することにより、見込み客の数が想定できていることを伝えられる可能性があります。

仕入先の信頼性を伝えるときのポイントは「仕入先との関係性」を記入することです。「現勤務先の仕入先」や「取引経験がある仕入先」など、仕入先との関係性を記入することにより、信頼できる仕入先が確保できていることを伝えられる可能性があります。

なお、支払条件が決定している場合はその旨を記入することになります。「クレジットカード」や「電子マネー」など、支払方法や支払日は具体性を持たせる情報となるため、支払条件が決定している人は支払方法や支払日などの支払条件を記入しておきましょう。

「必要な資金と調達方法」

日本政策金融公庫の創業計画書にある項目のひとつは「必要な資金と調達方法」です。開業資金や資金調達の金額を記入する項目となるため、「必要な資金と調達方法」を書くときは必要資金と借入額の妥当性を落とし込むことがポイントになります。

【「必要な資金と調達方法」の記入例】

項目 必要な資金 見積先 金額 調達の方法 金額
設備資金 (内訳)
内外装工事費
シャンプー台×1台
スタイリングチェア×1台
備品費
保証金
(内訳)
A社
B社
C社
D社
E社
(内訳)
380万円
80万円
50万円
40万円
200万円
自己資金 600万円
親、兄弟等からの借入
(内訳・返済方法)
日本政策金融公庫からの借入
(内訳・返済方法)
200万円
運転資金 (内訳)
家賃
広告宣伝費
備品費
光熱費
(内訳)
55万円
45万円
30万円
20万円
他の金融機関等からの借入
(内訳・返済方法)
〇〇銀行:100万円
100万円
合計 900万円 合計 900万円

必要資金の妥当性を伝えるときのポイントは「分類した金額」を記入することです。「シャンプー台×1台」や「スタイリングチェア×1台」など、分類した金額を記入することにより、必要資金が適正であることを伝えられる可能性があります。

借入額の妥当性を伝えるときのポイントは「矛盾のない金額」を記入することです。「設備資金とその内訳の合計額」「運転資金とその内訳の合計額」など、矛盾のない金額を記入することにより、借入額が適正であることを伝えられる可能性があります。

なお、親族や友人からの借入がある場合はその旨を記入することになります。贈与は自己資金として認められる可能性もありますが、親族や友人からの借入は自己資金とは区別されるため、親族や友人からの借入がある人はその内訳や返済方法を記入しておきましょう。

「事業の見通し」

日本政策金融公庫の創業計画書にある項目のひとつは「事業の見通し」です。開業後の売上や利益の見込み額を記入する項目となるため、「事業の見通し」を書くときは売上や利益の算出根拠を落とし込むことがポイントになります。

【「事業の見通し」の記入例】

項目 創業当初 1年後または軌道に乗った後 算出の根拠
売上高① 57万円 86万円 <創業当初>
① 売上高:562,500円
計算式⇒客単価7,500円×1席×3回転×25日=562,500円
(ヘアケア商品販売:1万円)
② 原価率:15%
計算式⇒562,500円×0.15=84,375円
③家賃:月9万円
(支払利息:月1万円)
その他:15万円
(備品費、広告費、通信費など)
<軌道に乗った後>
① 売上高:843,750円
計算式⇒客単価7,500円×1席×4.5回転×25日=843,750円
(ヘアケア商品販売:2万円)
② 当初の原価率15%を採用
③ 備品費、広告費などの経費が3万円増加
売上原価② 9万円 13万円
経費 人件費
家賃 9万円 9万円
支払利息 1万円 1万円
その他 15万円 18万円
合計③ 25万円 28万円
利益①-②-③ 23万円 45万円

売上の算出根拠を伝えるときのポイントは「根拠となる計算式」を記入することです。「客単価×スタイリングチェアの数×1日の回転数×営業日数」など、根拠となる計算式を記入することにより、再現性のある売上高を伝えられる可能性があります。

利益の算出根拠を伝えるときのポイントは「経費にかかる金額」を記入することです。「人件費」「備品費」「広告費」「通信費」など、経費にかかる金額を記入することにより、再現性のある利益額を伝えられる可能性があります。

なお、法人の場合は役員報酬を人件費として記入することになります。個人事業主の場合は自身の収入を人件費に含めませんが、法人の場合は役員報酬を人件費に含めることになるため、法人に該当する人は役員報酬を含めた金額を記入しておきましょう。

創業計画書を書き終えた後は記入内容を見直す

創業計画書を書き終えた後は記入内容を見直すことを検討してみてください。創業計画書を見直すことにより、改善点や修正点に気付くことも考えられるため、創業計画書を書き終えた後は各項目の記入内容を見直してみましょう。

【記入内を見直すときのポイント】

  • 全体の整合性はとれているか?
  • そう言える根拠は示せているか?
  • 誤字脱字などの修正点はないか?

創業計画書を見直すときのポイントは「全体の整合性」です。「経営方針」や「資金計画」など、創業計画の内容に矛盾がある場合は一貫性がないことにより、日本政策金融公庫の担当者に事業の実現性が低いと判断される可能性があります。

創業計画書を見直すときのもうひとつのポイントは「そう言える根拠」です。「売上高」や「利益額」など、創業計画の数字に無理がある場合は説得力がないことにより、日本政策金融公庫の担当者に事業の実現性が低いと判断される可能性があります。

なお、日本政策金融公庫は「創業計画書のセルフチェック」に関する情報を公開しています。会員登録を必要とせず、無料のサービスとなるため、創業計画書を見直すときは日本政策金融公庫の公式サイトにあるセルフチェックも利用してみましょう。

日本政策金融公庫から融資は受けられる?
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電話で無料相談する(平日9時~19時)

まとめ

創業計画書は事業の実現性を伝えるための書類です。日本政策金融公庫の担当者は創業計画書から事業の実現性を見極めることになるため、まずはその前提を踏まえつつ、創業計画書を作成するための準備として創業計画を立てるところから始めてみましょう。

また、日本政策金融公庫は創業計画書のフォーマットを用意しています。フォーマットの中には、いくつかの項目が用意され、その中でも融資の可否を左右する項目があるため、創業計画を立てた人は次の工程として創業計画書にある各項目を確認してみましょう。

なお、創業計画書を書き終えた後は記入内容を見直すことを検討してみてください。創業計画書を見直すことにより、改善点や修正点に気付くことも考えられるため、創業計画書を書き終えた後は各項目の記入内容を見直してみましょう。

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