起業中の方や個人事業主の方であれば、一度はビジネスローンという言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。その名の通り、会社や個人事業主がお金を借りることができる金融商品です。銀行などの金融機関からお金を借りる一般的な事業性の融資とはどのように異なるのでしょうか?
今回の記事では、最近カードローン業界で注目のビジネスローンについて詳しくご紹介します。これから起業予定の方や資金繰りで困っている方、是非目を通してみてください。
ビジネスローンとは
ビジネスローンとは、金融機関やクレジットカード会社が提供する法人や個人事業主に向けたローン商材のことです。ビジネスローンとその他の事業性融資の特徴は以下の通りです。
融資速度 | 金利 | 融資額 | |
ビジネスローン | 1週間 – 1ヶ月 | 3.0% – 9.0% |
50万円 – 1000万円
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信用保証付き融資 | 1ヶ月 – 2ヶ月 | 1.5% – 3.5% |
100万円 – 5000万円
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プロパー融資 | 2週間 – 1ヶ月 | 2.0% – 5.0% | 100万円 – 1億円 |
ビジネスローンの融資速度は1週間から1ヶ月となっており、他の資金調達方法よりも早いでしょう。一方で、金利は3%から9%となっており他の事業性融資よりも高めに設定されています。また、融資限度額も50万円から1,000万円であり、他の事業性融資と比較して低めでしょう。
そのため、スピード感をもって資金調達を行いたい場合はビジネスローンを検討するとよいでしょう。
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ビジネスローンに申込む際の必要書類
ビジネスローンの申込みに際し、各種書類の準備が必要です。具体的には、以下のようなものがあげられます。
- 代表者の本人確認書類(免許証やパスポートなど)
- 決算書
- 確定申告書(個人事業主)
上記の他に印鑑証明書や決算書、源泉徴収票を求める場合もあります。申込み先の会社によって必要となる書類は異なるため、申し込みの際に改めて確認しましょう。
ビジネスローンのメリットとデメリット
ビジネスローンのメリットとデメリットについてみていきましょう。
(1)メリット
①審査期間が短い
申し込みから審査終了までは、消費者金融であれば最短60分、銀行系のものでも最長3営業日で審査は終了します。申し込みはオンラインでできるものが多く、スピーディに取引できるのが魅力です。
②担保・保証人が不要な場合がある
担保・保証人が不要で借入できる商品があります。数百万のお金を無担保で借り入れることができることは、ビジネスカードローンの強みです。
③総量規制の対象外
総量規制とは、「お金を借りられる額は年収の3分の1以下」という制限です。個人消費者向けのカードローンの場合、この総量規制という法律が対象になるため借入額が希望通りにいかないパターンもあります。しかし、事業者向けであるビジネスローンは、この規制の対象外です。
(2)デメリット
①金利が比較的高い
一般的な、銀行などの金融機関から受ける事業用融資は、低金利なもので一桁の金利の商品もあります。一方でビジネスローンの年利は一般的には15%~18%で推移する傾向にあります。
②借入限度額が低い
ビジネスローンで借りることができる額は、~500万円程度です。ビジネスでは500万円では不足してしまうケースもあるでしょう。
③会社により条件が厳しい
融資条件はビジネスローンの会社によります。創業してから1年以上経過していること、未納の税金がないことなど一定の条件をクリアしていないと申し込みできない場合もあります。
まとめ
ビジネスローンは、総量規制の対象外であるため年収に関わらない金額で借り入れができます。金利は比較的高いため安易な借入れはせず、しっかり返済計画を考えましょう。