創業して、融資を受ける際に、少しでも開業費用を抑えたいと考えている方は多いでしょう。多くの経営者は開業時に、何を節約していたのでしょうか?よくある節約事例をご紹介致します。 日本政策金融公庫総業研究所では、2014年12月22日に新規開業の実態調査を行っております。そのデータを参考にご説明させて頂きます。 参照リンク 日本政策金融公庫の実施したアンケート結果
開業時どんな節約をしているの?
(1)設備や備品を中古で購入
開業している方の約半数が、設備や備品を中古で揃えているようです。新品を購入するよりも安く入手できるのであれば、中古を購入した方がよい場合もあるでしょう。
(2)取引先と交渉して、有利な取引条件にした
25%以上の方が、有利な取引条件にしてもらっているようです。創業時なので、値引き交渉などすることで、良い条件で契約することができるでしょう。 特に設備投資をする方は、値段の交渉はした方がよいでしょう。
(3)設備や備品をリース契約にした
開業してから、ある程度お金が残っていなければ不安だと思いますので、一定の金額は使うべきではありません。お金を一定額残しておくために、分割で支払っていくリース契約を選択する方は多いです。開業する方の25%以上の方がリース契約をしております。
(4)従業員を雇用せずに、家族に手伝ってもらった
家族に働いてもらい開業する方は、約20%おります。従業員を雇用してしまうと、万が一売上が伸びなかった場合に、お支払いできなくなるため、創業時は家族に手伝ってもらう方も多いようです。
(5)内装工事を自分で行った
開業した方の約20%の方が、内装工事を自分で行っているようです。 内装工事業者にお願いする場合、自分も働くので、安くして欲しいと伝えることで、多少値段が下がるケースも事例としてあります。
(6)自宅の一部を店舗や事務所にしている
約20%の方が、自宅を利用して節約しているようです。
(7)扱うサービスや商品を絞った
多くの商品を扱うことで、最初に仕入れなければならないものが増加します。 その仕入れを安くするために、商品やサービスを絞っている方は約18%おります。
(8)知人の店舗や事務所を一部借りた
約7%の方が、知人にお世話になっているようです。
(9)外注を利用した
従業員を雇用するには、お金がかかってしまうので、最初は外注さんに頼む方は約5%おります。
まとめ
開業してからは、予想外のお金がかかる場合もあるため、少しでもお金を節約しておきたいと考える方が多いようです。 皆さんも開業を検討しているのであれば、上記の内容で出来そうな節約項目を参考に節約してみてください。