開業前に日本政策金融公庫から1,000万円を借りるポイント【飲食店編】

開業前に日本政策金融公庫から1,000万円を借りるポイント【飲食店編】

飲食店を開業するには、お金がかかります。お金が無く開業を諦めている方もいらっしゃるでしょう。

そんな方には、是非読んで頂きたいのですが、開業前でも1,000万円の融資を受ける方法です。成功事例をもとに1,000万円を借りるためのノウハウをご紹介致します。

1.開業前にお金を借りるには、何が必要か?

日本政策金融公庫で開業前に融資を受ける場合には、以下の項目は確実にチェックされます。融資の基本的な確認項目となるので、まずはこちらを確認しておく必要があります。

(1)自己資金

自己資金はご自身で貯めたお金の他に、配偶者の預貯金やご両親からの援助、積立タイプの生命保険なども自己資金として判断してもらえる可能性があります。

① 自己資金の目安

自己資金とは

融資を受けるためには、自己資金が必要となります。1,000万円の融資を受けることに成功した方は、自己資金350万円ありました。

自己資金が200万円でも1,000万円の融資が通るケースもありますが、1,000万円の融資を受けたいという場合には、300万円以上の自己資金の方が確率は上がります。

1,000万円とまでいかない融資を受ける場合にも最低でも少しずつ貯めた自分のお金が100万円以上必要になると考えておきましょう。

ご結婚されている方であれば、夫婦で100万円をなんとか貯めましょう。100万円を貯めることができればお金を借りられる可能性が高いです。

※見せ金では、自己資金とは認められませんのでご注意ください。

見せ金についての詳細は、下記をご参照ください。

日本政策金融公庫に見せ金は通用するのか?

② ご両親や親戚に協力してもらう

融資金額は自己資金がどれだけあるかによって変わります。制度としては自己資金の9倍まで借りられると言われていますが、実際には2~5倍が融資金額となります。

自己資金を300万円以上貯めている方であれば、ご両親に協力してもらわなくても1,000万円程度の融資を受けることができるケースが多いです。

しかし、自己資金100万円で1,000万円を借りるというのは現実的に厳しいと言えます。1,000万円の融資をご希望の場合、自己資金300万円未満であればご両親や親戚に協力してもらいましょう。

ご自身の自己資金と、ご両親に協力してもらうお金を合わせて300万円以上にすることができれば、1,000万円の融資が受けられる可能性が高まります。

ご両親の協力は感謝の気持ちを忘れずに

※少しでもお金が多いほうが融資を受けられる可能性はあがりますので、1円でも多く貯金することを目標にしてください!

③ 開業まで1年以上ある方は定期積金がオススメ

定期積金の目標設定例

自己資金を貯めるために、『定期積金』を利用してお金を貯めることをオススメします。定期積金とは、まずご自身で自由に積立期間を選びます。

最終的な目標額を計画的に積み立てることができます。

自己資金のポイント
融資を受けるための、自己資金とは?

(2)水道光熱費は、毎月クレジットカード払いにしておく

水道光熱費は期日通り

公庫の融資では、水道光熱費の支払い状況を把握されます。支払いの期日が遅れていると評価が下がります。

評価が下がれば、融資の確率が下がるあるいは希望金額よりも少ない金額になってしまう可能性もあります。コンビニ払いなど「うっかり忘れ」を防ぐためにクレジットカード払いにしておくことを

オススメします。

日本政策金融公庫(公庫)では、融資手続きの際に水道光熱費の支払い状況が見られます。

(3)CICで個人情報をチェックする

クレジット事故はない

CIC(http://www.cic.co.jp/)で個人情報をチェックしてください。

融資の面談を受ける前に前もって確認しておくことで、融資担当者の印象が良くなることがあります。

クレジット事故がある場合には、CICの情報に☓がつきます。この☓の情報は公庫はすぐに確認できます。☓がついている場合には、融資を受けられる可能性が低いです。

信用情報の確認については下記に詳しく記載しています。

信用情報開示報告書の見方を解説!マークの意味と融資不可の判別法

2.飲食店の開業なら「経験」が重要

経験が大切

日本政策金融公庫で創業融資を利用する場合、過去の経験は融資成功の大きなポイントとなります。

「まったく経験のない業種を始めるからお金を貸して欲しい」という人よりも、「今まで培ってきたノウハウを活かして独立するのでお金を貸して欲しい」という人の方が信用度が高いですよね。

そのため、過去に経験した、修行をしたという方の方が融資が通る確率が高くなります。飲食店であれば、開業を予定している業態と同じ業態での経験があることが望ましいです。

3.開業後の具体的なプランが見えるとなお良い!

公庫で融資を受ける際には「事業計画書」を作成します。事業計画書に記載している内容の裏付けとなる資料があることで融資の確率が上がります。

開業後の具体的なプランが見えることがポイントです。

開業後の具体的なプラン例
飲食店の経営を左右する事業計画書作成の重要性!!

4.融資は認定支援機関に依頼しよう

認定支援機関のスキーム

認定支援機関とは、中小企業や小規模事業者の経営課題に対し、事業計画の策定支援などを行うことを目的とし国から認定された機関です。

融資実績をしっかりともった認定支援機関を経由することで、日本政策金融公庫からの融資の確率が個人で融資を受けるよりも上がります。

なぜ認定支援機関を経由すると融資の確率が上がるのかは下記に詳しく記載しています。

融資の専門家を通して、公庫で融資を受けると成功率が上昇します

認定支援機関を選ぶポイント
金利が違うとどれだけ支払い額に差がでるのか?

5.資料作成を融資の専門家と一緒に作成する

融資の資料は、専門家の意見を聞きながら作成していきましょう。ご自身で資料作成した場合には、不備が多いケースが多いようです。

資料に不備が多いと融資を受けられる確率が下がるためです。

一度融資を申し込んでから、失敗した後に、専門家に依頼しても、公庫からは融資を受けることができなくなりますので、ご注意ください。

まとめ

飲食店の開業を目指している方は、自己資金以外にも、経験や開業するコンセプトが重要になります。自己資金は最低でも100万円以上は準備しましょう。

1,000万円の融資を希望されるのであれば300万円以上あったほうが融資の確率が上がります。

自己資金は開業のために必要な資金であると同時に、ご自身が開業に対してしっかりと準備をしている証になります。

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