女性・若者・シニア・主婦の起業を支援!日本政策金融公庫(国金)の支援金とは?

女性・若者・シニア・主婦の起業を支援!日本政策金融公庫(国金)の支援金とは?

起業家になれるのは、社会人経験がありヤル気のある若手男性だけだと思っていませんか?

いいえ、決してそうではありません。長期間の会社員勤め経験のある団塊の世代の方であれば、起業でその経験を活かせます。また、子育て経験からのママ視点を持つ主婦の起業家も注目されています。

今回の記事では、タイトル通り「女性・若者・シニア・主婦(主夫)の方が起業する」際に有利な日本政策金融公庫の支援金をご紹介します。是非ご覧ください。

1.日本政策金融公庫って?

①日本政策金融公庫の概要

起業をお考えの方が一度は目にする融資先として、日本政策金融公庫があります。

筆者が20代の時にアパレルで起業しようと門戸を叩いた時は、国民生活金融公庫という名前でした。

日本政策金融公庫は100%日本政府が出資の政策金融機関。具体的には、一般の方や農林水産事業や中小企業向けの支援を行っています。

日本政策金融公庫についての詳細は、下記サイトでご確認ください。

中小企業を支えている日本政策金融公庫ってどんな金融機関?

②低金利(1.3%~2.4%程度)で長期返済の融資が可能

支援というと漠然とした言い方ですが、具体的にはお金を貸す融資での支援がメインです。

公的機関での融資ですので、昔のサラ金のように高金利を騙し取られる心配もなく銀行系のカードローン(年利6~18%程度)と比べても格段に低金利です。担保不要の場合では2017年9月現在1.3%~2.4%程度と発表されています。

また、返済については設備資金が20年以内、運転資金は7年以内の返済と長めの設定ですので、腰を据えて事業に集中できます。銀行系カードローンの場合は、審査が通過しやすい反面金利が高いので利子が気になり「早く返済したい」と繰り上げ返済に精を出す方も多いのです。

【返済期間のポイント】

日本政策金融公庫のサイトには、設備資金の返済は、20年以内と記載されているものも多いですが、基本的に、設備資金は、10年以内で、運転資金は、7年以内になることがほとんどです。

2017年3月までは、不動産投資の場合、返済期間が15年以上で設定できるケースもありましたが、2017年4月以降、返済期間は、10年以内に設定してほしい。と言われることがほとんどですので、ご注意ください。

2.女性、若者/ シニア起業家支援資金とは?

さて、そんな融資にメリットのある日本政策金融公庫ですが、実は融資の種類が非常に多いのはご存知ですか?融資の種類とは、利用できる人の種類や融資限度額の違いです。以下の図をご覧ください。

女性・若者・シニア・主婦の起業を支援!日本政策金融公庫(国金)の支援金とは?

融資(お金の貸付)には対象者や限度額の違いにより、このように複数の種類があります。実際には、これ以上の種類が公式ホームページには掲載されています。ですので、まず自分が融資を受けようとするならば自分の属性(男女、年齢、業種など)に一番適した融資のタイプに申込みましょう。

この中で今回注目するのは、女性、若者/ シニア起業家支援資金です。以下、特徴を1つ1つご紹介します。

①対象年齢は35歳未満から55歳以上!

この支援金の特徴として、他の融資にはない年齢制限があります。

35歳未満ということは事業を始められる高校生ぐらいから34歳までの方と、55~75歳くらいまでの方を想定しているのでしょう。35~54歳までの方は、この融資は対象外です。

②融資限度額は7,200万円、実際は平均300~1,000万円程度

日本政策金融公庫の他の融資とほぼ同額ですね。女性、若者、シニア向けだからといって、融資額が極端に低いということはありません。ちなみに、融資限度額が7,200万円だからと言って初回でいきなり7,200万円の融資を狙うのはなかなか難しいようです。事業の規模や安定性、実績という返済能力により融資額は決定しますので、実際的なところでは300~1,000万円までが限度額と捉えてよいでしょう。

1,000万円を超える融資を受ける場合には、中小企業経営力強化資金という制度を利用することで、融資の成功確率があがります。

中小企業経営力強化資金についての詳細は、下記サイトでご確認ください。

中小企業経営力強化資金を利用して、金利を安く融資を受けよう!

③利率は公庫の他の融資より低い!

お金を借りたら利子をつけて返すのが融資です。

民間のカードローンや銀行融資と比べ圧倒的に低金利なのが魅力的ですね。貸付金の種類(運転資金、設備資金など)により0.4~2.3%ぐらいの金利です。

オトクですよね!女性、若者、シニア向けの特別金利Aとして規定されています。

最近では、銀行系カードローンでも金利2%程度を売りにする商品もありますが、低金利を適用するには最低でも1,000万円以上の高額な借入をしなくては適用になりません。

④運転資金の据置期間は1年間

上記の図の中で、融資期間の中の(カッコ)は、金利だけを払えばいいよという据置期間として設定されています。女性、若者/ シニア起業家支援資金の据置期間は、設備資金に関しては2年間ですが運転資金に関しては1年です。こちらに関しては他の融資同様ですね。例えば、あなたが日本政策金融公庫から500万円を金利2%で借りるとしましょう。500万円×2%=10万円の利子ですね。最初の1年間に支払うのは10万円以内でよいのですが、2年目以降は元本も返済する必要があります。

【据置期間の注意点】

制度上

・設備資金では、据置期間が最長2年

・運転資金では、据置期間が最長1年

とありますが、最長の据置期間を設定できることはあまりありません。そのため、据置期間は半年程度であることを前提に将来の事業計画を作成することをオススメします。

⑤着金までは1か月近くかかる

日本政策金融公庫でお金を借りるのであれば、通常、以下の流れでお金を借りるため着金まで1か月かかります。

申込み→面談(約1週間後)→融資が出来るかの決定通知→面談から2週間程度→契約書記入→着金

そのため、送金を急いでいる方には不向きです。

日本政策金融公庫では、1か月~1か月半程度で融資を受けられますが、信用金庫などの民間の金融機関で初めて融資を受ける場合には、2か月~3か月程度借りるまでに時間がかかるので、民間の金融機関に比べると日本政策金融公庫は借りるまでの時間が短いです。

⑥審査基準は他の融資と変わらない

他の貸付同様、審査してもらうには創業計画書、直近2年分の源泉徴収書、本人名義の通帳コピーの提出があり、他にも自己資金の有無、借金の有無などを問われます。

創業計画書の作成については、当サイトの既存記事(公庫からの融資を受ける!創業計画書作成時の注意点を知って融資の確率を上げよう!)も是非ご参照ください。

⑦通年実績は問われないが、自己資金の準備は必要

銀行で融資を受けようとすると、実績を必ず問われます。

しかし、これから実績を作るためにお金が必要なのにどうしたらいい?と悩む方もいるのではないでしょうか。

この女性、若者/ シニア起業家支援資金では、過去の実績は特に問われませんがどこから収入を得ることができるのかという事は問われます。

ですので、独立する方であれば過去のお客さんの見込みがこれぐらいあると資料を作るといいですね。その他には、起業へのホンキ度を見るために資本金の1/10程度の自己資金は必要です。100万円は頑張れば主婦でも若者でも1年で必ず稼げるお金ですので、起業したい方は必ず自己資金は用意しましょう。

⑧無担保・無保証での融資もOK

女性、若者/ シニア起業家支援資金では、無担保や保証人なしの場合でもお金を借りる事が可能です。

担保のあるなしでの金利の違いは、だいたい0.5%です。担保をを用意できるのであれば、金利がより低くなるので利用してもよいかもしれません。

ただし、担保なしで借りられるのであれば、担保にせず、万が一何かがあった時のために、取っておいてもよいかもしれませんね。

3.この支援金に向いている業種はどんな業種か?

女性・若者・シニア・主婦の起業を支援!日本政策金融公庫(国金)の支援金とは?

女性や主婦の方は、趣味を生かしたネイルサロンやフラワーアレンジメント、特技を生かした英会話講師やヨガ講師、そして経験を生かしたWebデザインやIT系コンサルティング業務を行っている方が多いようです。

筆者の住む地域では、子育て支援をベースにしたママ起業家が活躍しています。子育て支援は最近注目されていて、企業やNPO団体などの公的団体とコラボしやすいのが利点ですね。

次に30代未満の若者の起業についてです。

実は、女性・主婦・若者・シニア層の中で近年一番成功率が高いのが若者と言われています。若者世代はITとの親和性が非常に高く、中年層以降が取り込むのに苦労するスキルも難なく早期にクリアできます。このため、アプリ開発や新型ITサービス業界が向いていると言えるでしょう。筆者の知り合いでも、子育て世代向けの親との連絡ツールアプリを開発しています。今後、親と離れて暮らす世帯はもっと増えますので、シニア向けのSNSなどもよいかもしれませんね。

シニアの起業は、自分の趣味を生かすのか、それとも長年の経験値がある業種を選ぶのか悩むところです。融資の審査が通りやすいのは、間違いなく経験済の業界でやっていく起業でしょう。しかし、シニア世代は人生経験も長いので趣味一つとってもプロレベルの方も非常に多いのです。例えば、カメラや鉄道。地域で定期的に行われているパソコン教室は、料金も低額で良心的ですので、自分の知識を生かしたWebサイトを作って広告収入を得てみてはいかがでしょうか。

まとめ

35歳未満または55歳以上の新規事業を計画している人、または起業して7年以内の方であれば女性、若者/シニア起業家支援資金に申し込めるチャンスがあります。日本政策金融公庫の融資は低金利ですので、是非初めて起業する方は創業計画書や自己資本金の準備をしてから申し込んでください。

なお、今回ご紹介した日本政策金融公庫の女性、若者/シニア起業家支援資金の詳細については、以下のURLをご参照ください。

女性、若者/シニア起業家支援資金

NEWTVに取材して頂きました

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