ローンを組んだり、融資を受けるには審査に通過しなければいけません。
もちろん事業者ローンにも審査があります。
比較的、事業者ローンの審査は甘いとも言われています。
審査が甘いというのは本当なのか。
審査の内容から、ポイント・注意点等を詳しくまとめてみました。
事業者ローンを考えている人は、要チェックです。
1.事業者ローンの審査は甘い?
ビジネスローンという言葉を耳にする方が多いかと思いますが、ビジネスローンと事業者ローンは同じ意味を表します。
「事業者ローンの審査は甘い」と言われるのはある理由があります。
銀行や日本政策金融公庫から融資を受けるには、審査に通らなければならず、審査が通っても融資を受け取るまでには1か月~3か月かかります。
その反面、事業者ローンは審査を通り融資を受け取るまでの期間は非常に短いです。
申し込んだその日に審査が完了し、融資が受けられるところもあります。
このようなことから、「審査は甘い」と言われています。

その理由として、金利が関係しています。
金利とは、借りたお金を返済する際に、借りたお金の手数料(利息)を決めるための割合を指します。
この割合は%で表され、事業者ローンの金利は最高でも15~18%の金利がかかってきます。
金利が大きい分利息も当然高くなります。

この高く設定された金利を返済額と合算し返済できる能力のある人でないと、審査に通ることはできません。

2.審査の基準はどんなところか
事業者ローンの審査は甘くない、ということが分かりました。
どこの金融機関を利用しても審査は厳しいものです。
ですが、審査されている基準はだいたいどの金融機関でも一緒です。
その為には審査対象となる審査基準を知っておきましょう。
実際の審査はどのようなものか、前もって知っておくことが大切です。

上記3点が、審査される上でもっとも重要となります。
意外と意識しなければ気づけなかったり、見逃していた点かもしれません。
次に、これら3点のことをもう少し詳しくお話しします。
3.審査に必要なポイント
利用者の信用情報について
信用情報というのは、クレジットカードやカードローンの利用者で、契約者の過去の返済や支払い能力に関係する情報のことを言います。
契約者自身の信用を判断するために、金融機関側にはもっとも重要な情報となります。
この信用情報に、延滞や滞納、税金未納などの履歴が残っていると審査には通りにくくなってしまいます。
特に事業者ローンは融資の額が大きくなることが多い為、この信用情報の内容によっては、審査が通らなくなることも少なくありません。
提出必要書類に不備等がないか
提出必要書類とは、

また、提出必要書類が多い場合は、審査でもチェックされることが多いと考えておくといいでしょう。その分慎重にならなくてはいけません。
その他、各金融機関によって必要書類は異なりますので、利用したい金融機関の情報は前もって調べておきましょう。
この必要書類にごまかした情報を記入したりするようなことはせず、事実を記入するようにしてください。
事業に関しての実績や将来性・資金計画について
事業の実績が悪く、赤字となれば、その分融資も受けにくくなります。
審査には、今後の事業展開や資金計画も関係してきます。
例え現在の事業状態が良好だったとしても、今後の事業が傾く予測をされてしまうと、審査に落ちてしまうこともあります。
4.審査の際の4つの注意点

これらの注意点のうち、提出必要書類で、用意するまでに多少の時間がかかることを覚えておいてください。
実際に、用意し始めて1週間前後で全ての書類が揃うこともあります。
5.審査に通らなかった場合
審査に落ち、融資が受けられなかった場合、諦めずに別の金融機関をあたってみるといいでしょう。
ただ、別の金融機関を利用する場合は期間を空けてからの申し込みをオススメします。
短期間での申し込みをすると「現在の状態が危ないのかも…」などと思われてしまう可能性があります。
また、審査に落ちてしまった原因が分かるとなお良いかもしれません。
提出書類に問題があった可能性もなくはありません。
まとめ
今回ご紹介した事業者ローンの審査。少しはご理解いただけましたでしょうか?
「甘い」と言われていた事業者ローンですが、審査と言われるくらいですから、当然甘いわけではありません。
契約者情報も非常に厳しくチェックされます。
審査に通るために、必要書類のチェックは忘れずに行いましょう。