日本政策金融公庫の借入に申し込むことを検討している人のなかには、自己資金に関する疑問を抱えている人も少なくないでしょう。今回の記事では、日本政策金融公庫から自己資金80万円で700万円の借入をした事例をご紹介します。
日本政策金融公庫から整骨院で融資を受けられるのか
政府系金融機関である日本政策金融公庫は、今までになかった新しい業種よりも、昔から存在する業種の方が融資を受けやすい傾向があります。
また、整骨院は、保険診療を利用することができるため、安定した収入を見込みやすい業種です。そのため、融資担当者からは、「融資したお金が問題なく返済されるだろう」と評価してもらいやすい傾向があります。
なぜ自己資金が必要なのか?
日本政策金融公庫が融資審査でチェックする観点のひとつは、『しっかり計画を立てているのか』という点です。
計画を立てている方であれば、創業するために仮に1000万円必要であれば、その一部分でも必死に貯め、自己資金を準備するはずです。
自己資金は、どれだけ準備してきたのかをチェックするわかりやすい判断基準であるため、自己資金があればあるだけ、計画性の観点で評価されやすいと言えるでしょう。
また、日本政策金融公庫の借入は、一度審査に落ちてしまうと、半年以上融資を受けられなくなります。このリスクを回避するためにも、自己資金を準備しておきましょう。
自己資金はいくら用意すればよいか
日本政策金融公庫では、かつては自己資金の2倍までしか借入できませんでした。しかし、現在は、制度上は自己資金の9倍まで借入できます。もちろんあくまで上限ですので、誰しもが9倍まで借りられるわけではありません。目安としては、自己資金の2倍から5倍程度までであれば、比較的借入しやすい傾向にありますが、自己資金以外の条件にもよりますので一概には言えません。
自己資金80万円で700万円借入できな理由
自己資金80万円程度の場合、一般的には300万円~500万円程度しか借入できないケースがほとんどです。
しかし、当社事例では、整骨院で融資を受ける場合には、借入額が増加しやすい傾向があります。このように借入額が増加しやすい業種としては、設備投資が必要な業種が挙げられます。
なぜ、設備投資をする業種は借りられる額が増加しやすいのか?
日本政策金融公庫は、政府が運営する金融機関で、創業者支援を役割のひとつとしています。
では、創業する方を増やすためには、政府が運営する金融機関は何をしなければならないのでしょうか?
設備投資が必要な会社に対して、創業支援を行うのであれば、創業するために必要なお金を貸し付ける必要があるでしょう。
当社が支援したお客様の事例では、開業するために、最低780万円が必要でした。
しかし、自己資金が80万円しかないので、設備資金として700万円が必要になる根拠を具体的に説明する計画を提出したことが、融資実行という結果につながったと考えられます。
まとめ
日本政策金融公庫の借入に申し込み、700万円の融資を受けた事例を紹介しました。日本政策金融公庫の融資審査では、さまざまな観点からチェックされますが、そのなかで自己資金は重要な項目のひとつです。
現在口座にある自己資金で借入に申し込んだ場合、希望金額を借入できるかどうか不安という人は、当社株式会社SoLabo(ソラボ)までお気軽にお問い合わせください。相談は無料で承っております。