「創業計画書」内での「経営者の略歴等」は、言い換えると、アピールポイントともなります。
今まで自分が行ってきた経験を、余すことなく書くようにしましょう。
具体的にどんな内容を書くのか、例を出しながらご説明していきます。
目次
1.経営者の略歴等とは
「経営者の略歴等」とは、事業主がこれまでどんな仕事をしてきたか・どんな経験・実績を積んできたかを書く項目です。
「経営者の略歴等」も、日本政策金融公庫が『この人は、しっかり事業を行うことができるか』と、融資をどうするかを決める重要な判断材料になります。
融資を受けるためには、説得力のある経歴・実績を全て・細かく書いていくことが大切です。
2.どんなことを書けばよいのか
「創業計画書」の「経営者の略歴等」の欄を見ると
を書く欄があります。
事業に関する経歴・実績は、日本政策金融公庫に対するアピールになるので、うそ偽りなく全て・細かく書いていきましょう。
3.作成のコツ
(1)事業に関する経歴・実績は、説得力のある・証明できるものを書くのがベスト
例えば
→学歴・職歴
〔例〕 ・平成〇年〇月 調理師専門学校卒業 ・平成〇年〇月 株式会社○○入社 ○○部所属 平成△年△月から レストラン△△ □□店舗の店長となる |
→資格
〔例〕 調理師免許取得(平成〇年〇月取得) |
→受賞歴(過去の勤務先の社内表彰も書いても良い)
〔例〕 ・第11回○○料理コンテスト受賞 ・平成△年度レストラン△△最優秀店長賞受賞 |
などが説得力のある、もしくは証明できるものです。
それらが1つでもあれば『私はこの事業を行うための知識・やり方を知っています!』というアピールになります。
(2)書くことが少ない場合、事業に関わる経歴・実績についての内容・学んだことを書く
先ほど、事業に関わる経歴・実績は説得力のある・証明できるものを書くと良いとご説明しました。
しかし、なかには『自分は経歴・実績について書くことが少ない』と感じる方もいるでしょう。
その場合は、経歴・実績についてどんなことをしたのか、なにを学んだのかを書きましょう。
〔例〕 平成〇年〇月 株式会社○○ 営業部所属 営業の仕事を通じて、顧客とのコミュニケーションの取り方や 提案・情報収集の方法を学んだ。 |
まとめ
金融機関側の信頼を勝ち取るには、重要な部分となってくるため、どんなに細かいことでも書けることは書き、積極的にアピールすることが大切です。
「経営者の略歴等」では自分の過去を振り返りながら、『私はこの事業をしっかりと行うことができる!』という説得力のある経歴・実績を書いていきましょう。