創業時に初めて日本政策金融公庫からお金を借りる場合、いくら借りられるのか気になっている方も多いのではないでしょうか? 今回は、初めての取引でいくら借りられるのかをご紹介していきます。
1.創業融資で1,200万円借りられた事例
私のお客様でも日本政策金融公庫と初回の取引で1,200万円借りられた方はたくさんいますが、その中の事例をご紹介します。
(1)整骨院開業 自己資金300万円 借入成功額1,200万円
整骨院の場合、店舗取得費、内外装費など、何にお金を使うのかが明確なので、お金を借りやすいです。整骨院開業時に1,200万円を借りたお客様は多いです。
【ポイント】
整骨院開業の方であれば、自己資金で200万円以上あれば、1,200万円借りられるチャンスはあります。 自己資金が1円でも多いほうが多くのお金を借りやすくなるため自己資金がもっと増やせるのであれば、増やした方が良いでしょう。
日本政策金融公庫の創業融資で1,000万円を超える融資を受ける場合には、【中小企業経営力強化資金】という制度を利用しなければ、ほぼ無理です。
※2020年3月末日までは中小企業経営力強化資金を使うことで、創業時に1,000万円を超える融資を利用できておりましたが、2020年4月より1,000万円を越える融資が創業融資で受けられる可能性が著しく低くなりました。そのため、過去の事例では上記のような高額融資事例がありましたが、仮に今同じ条件で融資を受ける場合、日本政策金融公庫のみで考えると1,000万円以下で融資決定される可能性が高いです。
1,000万円を超える融資希望額なのであれば、民間金融機関からの融資も検討をする必要があります。
融資の成功確率をあげたい!または、少しでも借りられる額を増やしたい!というご希望の場合であれば
認定支援機関のSoLaboのサービスを利用して公庫や民間金融機関の融資に申込めば、書類の作成を通し、希望額以上の融資を受けるサポートをいたします。


(2)飲食店開業 自己資金400万円 借入成功額 1,000万円
飲食店の場合、整骨院と同様に、店舗取得費、内外装費など、何にお金を使うのかが明確なので、多くのお金を借りやすいです。 これらの業種以外にも、美容室を開業する方など、何にいくらお金を使うのかが明確であれば、1,000万円借りることができるケースもあります。 もちろん自己資金や過去の実績も必要になりますので、ご注意ください。
飲食店の関連記事もご紹介させて頂きます。
以下の記事で、弊社をご利用いただいたお客様をご紹介させて頂いております。接骨院・整骨院や飲食店の事例は多数ありますので、ぜひご参照ください。
2.創業融資で500万円借りられた事例
創業時に500万円程度借りるのは、さほど難しいことではありません。創業時に500万円借りた事例をご紹介します。
(1)広告代理店 自己資金100万円 借入成功額 500万円
広告代理店を創業するにあたって、基本的に設備投資をする必要がないため、整骨院や飲食店と違って創業するためにお金があまりかからないケースが多いです。そのため、自己資金がたくさんあっても、多額の融資を受けるのは難しいです。初回の取引で500万円程度借りて、実績をつけたあとであれば、追加で多くの金額を借りることができるでしょう。
【ポイント】
初めての借入で300万円から500万円であれば、借りやすいです。
広告代理店でも借りられるだけ借りておきたいという方もおりますが、使い道が明確にできなければ、多くのお金は借りられないと考えておきましょう。
広告代理業の事例詳細記事をリンクさせて頂きます。
日本政策金融公庫から500万円の融資を受けて広告代理店業を開始した事例!
まとめ
日本政策金融公庫からの借入平均は、1社あたり600万円から700万円です。設備投資をする方であれば、この平均以上借りられるケースは多いですが、設備投資をしない方は、この平均の金額以上借りるのは少し難しくなります。 もちろん初めて融資を受ける際に、すでに実績がある企業であれば、もっと多くの金額を借りられるケースもあります。
日本政策金融公庫への融資支援実績が豊富か会社は、融資を受けられる確率をあげることができたり、借りられる額を上げるためのノウハウを持っております。
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