日本政策金融公庫の融資に申し込むと、日本政策金融公庫の担当者と必ず面談をすることになります。
金融機関との面談となると、緊張して上手く話せるか心配になる方もいらっしゃるでしょう。本記事では、日本政策金融公庫の融資審査に無事通過するために知っておきたい、面談の注意点を詳しく説明していきます。
目次
1.面談当日に持参する資料
日本政策金融公庫に借入申込書を提出すると、郵送で「お持ち頂く資料」という書面が届きますので、記載されているものを持参し、面談へいきましょう。
面談時に持参する資料は申込者の状況によっても異なりますが、代表的なものは下記の通りです。
《 『お持ち頂く資料』の例 》
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仮に面談までに揃わなければ、後日提出することもできますが、融資を受けるまでの時間が長くなってしまいますので、面談までにすべてを揃えて持参するのがおすすめです。
2.公庫の面談前におさえておきたいポイント
①面談の担当者はあなたの味方です
面談終了後、担当者は公庫の上層部にチェックしてもらうための資料をまとめ、上層部が融資しても良いと判断すれば融資が確定します。
つまり、面談の担当者は上層部のOKをもらうために頑張ってくれるあなたの味方です。面談中に厳しい質問をする方もいれば、あまりしない方がいますが、どちらのタイプであっても、基本的には皆さんの融資を通すために頑張ってくれる心強い存在であることを忘れずに面談に臨みましょう。
②審査に通るには根拠のある創業計画書が必要
日本政策金融公庫の担当者は審査において、重視されるのは「貸したお金を返してくれるか」を重視します。そのため面談では、提出した創業計画書の内容を中心に質問がなされます。
なかでも創業計画書の下記の項目は返済のための売上に直接関係するので、特に重要です。
・必要な資金と調達方法
・.事業の見通し
創業計画書に記載した資金計画や売上根拠に不明点や矛盾点があれば必ず質問されますので、書類を作成する段階で根拠ある現実的な内容にすることを意識してください。
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このように、公庫の面談は提出書類をベースに進んでいくため、説得力のある資料を作成できるかが審査のカギを握ります。
とはいえ、融資の経験がない方にとっては、添付資料といってもどの程度準備していけばいいか見当がつかないという悩みも出てきます。
提出書類に不安があるなら、融資のプロフェッショナルである認定支援機関に確認してもらうと良いでしょう。
当社SoLaboは認定支援機関で、3,700を超える融資サポートの実績がありますので、どのような事業計画が面談に置いて評価されるかを確認できます。また、まだ書類作成していないようでしたら、書類作成の代行も可能です。相談は無料なので、お気軽にお問合せください。
3.面談時の注意点
日本政策金融公庫の面談の注意点4つをそれぞれ見ていきましょう。
① 書類に書いたことを自分の言葉で説明できるように準備しておく |
②社会人として相手に失礼のない服装で臨む |
③焦らずゆっくり丁寧に受け答えする |
④NGフレーズを使わない |
① 資料に書いたことを自分の言葉で説明できるように準備しておく
面談の所要時間は、1時間~2時間程度です。基本的には資料の内容を元に質問されますので、記載内容ご自身の言葉で簡潔に説明できるように準備しておきましょう。
その際は、記載内容を一言一句間違えないように覚えるというよりも、これまでの経験・実績や資金計画・売上根拠といった事業に関わる箇所について、「自分なりに準備してきた」ことが伝わるようストーリーを整理しておくのがおすすめです。
②社会人として相手に失礼のない服装で臨む
面談時の服装は、社会人として相手に失礼がなければ特に決まりはありません。

シャツにジャケットといったオフィスカジュアルで問題ありませんが、可能であればスーツを選ぶのが無難です。
③焦らずゆっくり丁寧に受け答えする
面談の時間は、余裕をもってたっぷり取ってくれていますので、ゆっくり丁寧に答えれば大丈夫です。しっかり事前準備をして余裕をもって面談に挑んでください。
もし面談にどうしても自信がなく、自分一人で準備するのは不安という方は、日本政策金融公庫の融資サポートを専門に行う認定支援機関に相談してみてはいかがでしょうか。
当社株式会社SoLaboにお問い合わせいただければ、事前の面談準備をしっかりサポートさせていただきます。よく聞かれる質問に対し、申込者の状況に即した回答を考えますので、面談に不安がある方はぜひ一度お問い合わせください。

④NGフレーズに気をつける
面談の際に、言うことを避けた方がよい「NGフレーズ」は下記の2つです。
(1)「売上根拠はわかりません」 |
(2)「いくらなら借りられますか?」 |
(1)「売上根拠はわかりません」
日本政策金融公庫の担当がもっとも厳しい目で見ているところが売上です。
そのため、売上根拠は確実に質問されます。売上根拠を曖昧に答えてしまうと、担当者も「計画通りの売上は見込めないのではないか?」と判断する可能性がありますので、売上根拠はしっかり説明できるようにしましょう。

(2)「いくらなら借りられますか?」

借入をする場合には、何にいくら使うかを明確にして借入希望額を伝えます。
例えば、車代が300万円と、人件費で200万円かかるから、500万円を貸してください!と希望したとします。
使い道を明確にしているにも関わらず、いくらなら借りられますか?と聞くことで、面談担当者から「計画性がないのでは?」と判断される可能性がありますので、気をつけましょう。
融資を受けるには、事業計画書や不動産の賃貸契約書に記載された数値以上の融資を受けるのは難しいです。
もし現時点でいくら借りられるのか確かめたい、現在考えている資金計画で融資受けられるのか不安という方は当社の診断フォームからお問い合わせください(無料)。

4.まとめ
面談は、準備をしない方ほど緊張してしまうものです。
もし答えられなかったらどうしようと考えてしまうかもしれませんが、ビジネスモデルに自信があり、しっかり準備しておけば、何も恐れることはありません。事前の準備では、特に資料作成が審査の結果を左右すると考えておきましょう。
資料作成や面談に不安がある方は、ぜひ日本政策金融公庫の融資のノウハウを持っている認定支援機関に相談してみませんか?
私たち株式会社SoLaboは認定支援機関として、これまでに公庫融資を3,700件以上サポートしてきました。
提出書類や、急な事情の変化で融資を受けられるか不安な場合でも、多くのケースを見てきている弊社ならサポート可能です。相談は無料ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。