理解できていますか?決算書の見方。わかりやすく解析します!!

理解できていますか?決算書の見方。わかりやすく解析します!!

経営者の方はもちろん、会社勤めの方でも「決算書」という言葉はよく耳にされていると思います。

聞いたことはあるけれど、実は詳しくはわからない・・なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか?今回は、決算書をわかりやすく解説していきたいと思います。「決算書が読める」ということは「財務諸表の分析ができる」ということです。
会社を経営する上では絶対に理解しておくべき部分になりますので、基本を身につけていきましょう。

1.基本中の基本!決算書とは?

決算書とは「会社のお金の状況を示す書類」です。「財務諸表」という呼び名が正式な用語です。決算書には「賃借対照表」「損益計算書」「キャッシュフロー計算書」の財務三表と呼ばれる3種類の書類と「株主資本等変動計算書」という書類の大きくわけて4つがあります。

4つはすべて、会社の経営・財務状況などを示した書類ですが、それぞれ目的が違います。それでは、具体的にそれぞれの違いを見ていきましょう。

(1)賃借対照表

賃借対照表は会社の財産状況を知るための書類です。つまり、会社がどういうふうにお金を用意して、どう使ったのかを表しています。賃借対照表の左側が「借方(かりかた)」、右側が「貸方(かしかた)」といい、左側と右側の合計が必ず同じになるので、バランスシート(BS)と呼ばれています。

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賃借対照表のポイントは純資産(自己資本)が十分計上されているかを確認することです。純資産(自己資本)は総資産から負債を引いたものとなり、返済の必要がない純粋に会社が持っているお金です。純資産にしめる自己資本の割合(自己資本利益率)が高ければ高いほど財政状況が安定している会社となります。一般的には、自己資本比率は20%~40%が平均となり、40%以上であれば安定していると言われます。

賃借対照表(バランスシート)の見方 経営者なら常識?決算書の見方を理解しよう

(2)損益計算書

損益計算書は会社の1年間の営業活動による利益を表すものです。会社の一定期間の利益状況を確認することができます。簡単に説明しますと、下記の図のように「収益(稼ぎ)」から「費用(コスト)」を引いて「利益(儲け)」を見るという事です。

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収益(稼ぎ)は3つ、費用(コスト)は5つ、利益(儲け)は5つに分類されています。

5つの利益(儲け)のなかでも、「営業利益」は注目すべきポイントと言えます。この「営業利益」が本業の稼ぎに対する利益を表しているので、ここがマイナスになると本業で儲けがでていないということです。

さらに、この営業利益は額そのものも重要ではありますが、「営業利益率」で見ることが大切になります。ちなみに、「当期純利益」はすべての経営活動の結果を表しています。

損益計算書(PL)の見方 経営者なら常識?決算書の見方を理解しよう

(3)キャッシュフロー計算書

キャッシュフローとは、一定の期間に入ってくるお金、キャッシュ・イン・フロー(CIF)と、一定の期間に出ていくお金、キャッシュ・アウト・フロー(COF)を総称したものです。損益計算書では資金の回収状況などを見ることができませんが、キャッシュフロー計算書では資金の回収状況なども確認できます。すなわち、会社のお金の流れが読み取れるというわけです。キャッシュフロー計算書では、営業活動、投資活動、財務活動それぞれのバランスが重要になります。

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キャッシュフロー計算書の見方 経営者なら常識?決算書の見方を理解しよう

(4)株主総資本等変動計算書

賃借対照表にでてくる「株主資本」の動きをまとめたものです。ほかの3つの書類に比べると、使われるタイミングは少ないです。株主の重要性を見るために必要な書類になるのですが、中小企業以下では複雑な動きが起こることは少ないです。

2.財務三表の関係性は?

決算書は大きく分けて4つになりましたが、このうちの「賃借対照表」「損益計算書」「キャッシュフロー計算書」の3つを「財務三表」と言います。「賃借対照表」で会社がどういうふうにお金を用意して、どう使ったのかを表し、「損益計算書」で1年間の営業活動による利益を表し、「キャッシュフロー計算書」で資金の回収状況などを表していました。それぞれ役割は異なりますが、損益計算書の状況が良くなると、賃借対照表が良くなり、キャッシュフロー計算書が良くなれば、さらに賃借対照表も良くなるというように、財務三表はお互いに連動しているという訳です。

3.決算書はなんのために作成し、誰が見るのか

会社の経営の状況を見ることができる書類なので、そこから問題を抽出し会社の業績改善を図るという事が大きな役割と言えますが、下記のような時にも決算書が必要になります。

理解できていますか?決算書の見方。わかりやすく解析します!!

確定申告を行うときに提出する先は税務署が、金融機関の融資審査の場合は金融機関が見るわけですが、一般の投資家の方も投資を検討している会社を判断するために決算書を利用します。もちろん、一番しっかりと決算書を見なければならないのは、その会社に所属する社員と言えるでしょう。

4.決算書から見える「良い会社」とは

決算書から見える「良い会社」は「財政状況が良い会社」です。資金が上手に回り、しっかりと儲けがあるということ。つまり、利益が上がっている会社は良い会社と判断できるということです。なぜ、利益が上がっていると良い会社となるかは、言うまでもないかもしれませんが、念のため。

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まとめ

決算書についてご理解いただけましたでしょうか?会社はお金と人で成り立ちますのでお金がすべてとは言い切れませんが、会社を運営していくためにはお金は重要です。会社のお金の流れをしっかりと把握して良い会社を作っていきたいですね。

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