日本政策金融公庫の新創業融資制度とは?

日本政策金融公庫の新創業融資制度とは?

日本政策金融公庫(以下、『公庫』と呼びます。)では、無担保・無保証人でお金を貸してくれる制度があります。その制度を『新創業融資制度』と呼びます。

もう一つ『中小企業経営力強化資金』という制度も無担保・無保証人でお金を貸してくれますが、今回は、『新創業融資制度』について詳しくご紹介致します。

 

1.新創業融資制度を利用して融資を受けるのは意外と簡単!?

日本で一番借りやすい金融機関が公庫です。 公庫は、創業する方を応援してくれる金融機関です。もちろん誰でも応援してくれるわけではなく、しっかり計画して、その計画を実行するために準備し、その計画を実行できる方を応援してくれます。

【公庫から融資を受ける3つのポイント】

①しっかり計画していること

②その計画を実行するために準備していること

③その計画を実行できること

 

上記の3つの点がクリアできれば、『新創業融資制度』を利用して融資を受けることは難しくありません。 では、上記の3つのポイントを詳しく説明します。

(1)しっかり計画しているとは?

例を出して説明しますと、「整骨院を将来経営したい!」と考えた場合、

①資格が必要になるため、資格を取得

②技術が必要になるので、技術を身につけるために修行する

 

まずは、この2つが大事になります。

さらに、売上を計上するためには、どんなサービスをいくらで提供するのかも考えなければなりませんし、どれだけの患者さんが来るのかも概算で良いので計算しておく必要があるでしょう。

(2)その計画を実行するために準備することとは?

開業準備をする場合には、出店場所を探す必要がありますが、ここの準備で最も大切なことは自己資金を貯めるということです。

整骨院を開業する方であれば、1,000万円以上お金がかかるケースもあります。

1円も貯めずに、お金を借りて営業しよう!と考える方もいるかもしれませんが、自分で少しもお金を貯められない方に協力してお金を貸してくれる金融機関はほとんどありません。そのため、それなりにお金を貯めていかなければなりませんので、時間をかけて少しずつでも貯金していることが大切になります。

(3)その計画を実行できるとは?

開業しようと考えている場合には、その業務に対して、過去の実績が大事になるでしょう。

整骨院を例にあげれば、過去に10年整骨院で勤務した実績がある!これだけ実績があれば、開業しても、計画通りに営業することができるでしょう。今まで未経験のことをやるためにお金を借りようとした場合には、経験がないことを実行できるのか?と公庫も不安になりますので、融資を受けるのは少し難しいでしょう。

2.新創業融資制度を利用するメリットとは?

(1)メリット1 長期間借りられる

都市銀行や、地方銀行から融資を受ける場合には、一般的に、税務申告資料2年分の開示を求められるため、創業時に対応してもらえないケースがあります。

しかし、公庫では、創業時であっても融資を受けることが可能です。 設備資金であれば基本10年以内(最長15年以内) 運転資金であれば最長7年以内

(2)メリット2 利息が固定金利で安い

創業時の金利は以下の通りです。

新創業融資最新金利

基本的に、一番左の列の利息が適用されます。 公庫以外の金融機関であれば、信用保証協会に信用保証料を支払わなければなりませんので、金利以外の利息を支払う必要はありません。

(3)無担保・無保証人で借りられる

創業時で実績がないにも関わらず、代表者を保証人とする必要がありません。

そのため、もちろん返すこと前提で借りて欲しいですが、会社が倒産しても、社長が返却する必要はありません。

(4)個人事業主、法人どちらでも利用可能

創業時であれば、細かい要件がありますが、基本的にほとんどの方が利用できる制度となっております。

3.新創業融資制度を利用していくら借りられるのか?

自己資金の9倍まで借りることが可能です。最大9倍までとなりますので、平均的には、自己資金の3倍から5倍を借りられると考えておきましょう。

制度上、上限は3,000万円です。初回の取引ですと、上限は1,500万円程度になると考えたほうがよいでしょう。

自己資金を100万円しかなかった方が、工夫すると1,200万円借りられた事例もありますので、融資を受けたい方は、一度いくら受けられるのかを融資の専門家に相談してみるとよいでしょう。

  •  どこの支店で借りるか
  •  どこの融資の専門家を経由するのか

で融資の金額が変わることがあります。

4.新創業融資制度は、創業時しか使えないの?

税務申告を2期終えるまで利用することができます。

5.審査はどれくらいの期間かかるの?

面談が終了してから約2週間で、融資の結果がでます。結果が出た後、契約書類等が送られてきますので、それを返却してから、3営業日後にお金が入金されます。

6.面談に融資の専門家も同席させるべき!

公庫の融資の面談は、基本的に、個人情報保護のため、同席することが出来ません。しかし、借主の了解を得ているのであれば、同席することも認められております。同席させることで、借入金の金額が増加するケースや、融資の成功率が高くなるケースがあります。

まとめ

無担保無保証人で融資をしてもらえる『新創業融資制度』は、創業する方を応援するための制度になっております。税務申告2回未満の方が対象になりますので、融資を検討している方は、創業してすぐにこの制度を利用することをオススメしております。

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