事業資金とは?種類についても解説

創業を考えている人や事業をおこなっている人の中には、資金の準備を検討している際に目にする「事業資金」にどのような種類があるのか気になる人もいるでしょう。

当記事では、事業資金とはどんな資金なのかを解説します。また、事業資金の種類についても解説するので参考にしてみてください。

事業資金とは事業にかかわる全ての資金のこと

事業資金とは、事業をはじめる際や事業の運営にかかわる全ての資金のことです。

業種や事業規模によって必要な事業資金の金額は異なります。事務所の家賃や従業員の雇用に関する経費、店舗に導入する設備資金などが事業者によって異なるからです。

なお、事業資金は用途によって設備資金と運転資金の2種類に分けられます。事業資金を分けて考える理由として、外部から資金調達する際、使用目的によって条件や受け取れる金額が変わることが挙げられます。

設備資金と運転資金について理解しておくと、外部から事業資金の調達を検討する際に、資金調達の準備がしやすいので覚えておきましょう。

設備資金は事業に必要なものを用意する資金のこと

設備資金は事業に必要な設備を購入する際の費用です。創業の準備や事業の拡大、設備の入れ替えなどで使用します。

具体的には、事務所や店舗の設備費や内装工事費、宣伝のためにWebサイトを作成する制作費などが挙げられます。

創業時は運転資金より設備資金の方が高くなる傾向があります。実際に、政府系金融機関である日本政策金融公庫の「創業の手引き+」では、飲食業の開設費用平均952万円のうち、776万円が設備投資にかかったという調査内容も掲載されています。

業種や事業規模によって必要な設備資金は異なるので、事前に必要な金額を把握しておくようにしましょう。

設備資金について詳しく知りたい人は、「設備資金とは?具体例と運転資金との違いを解説」を参考にしてみましょう。

運転資金は事業を継続するために必要な資金のこと

事業を継続するために必要な資金を総称して運転資金と呼びます。運転資金は事業の維持や売り上げの増減に対応するために必要になるお金です。

運転資金と設備資金の違いは、継続的に必要な資金かどうかです。設備資金は設備の導入など一時的に必要になる資金ですが、運転資金は事業の運営で継続的に必要になる資金です。

具体的には、従業員に支払う給与や仕入れ費用、事務所や店舗の家賃・光熱費などがあります。

運転資金の種類や計算方法を知りたい人は「運転資金とは?種類と計算方法をわかりやすく解説」も参考にしてください。

事業資金を調達する方法を検討しておく

事業を運営していく上で、事業資金を調達する方法を知っておく必要があります。自己資金だけで運営資金や設備資金の用意ができなくなった場合でも、事業を運営する資金を用意する必要があるからです。

事業資金を外部から調達する方法は次のようなものがあります。

  • 金融機関の融資制度に申し込む
  • 自治体の制度融資に申し込む
  • ビジネスコンテストに参加する

それぞれ、資金を受け取れるまでの期間や返済に関する条件が違うので、事業の状況にあわせて適切な資金調達方法を選択しましょう。

資金調達する方法を詳しく知りたい人は「資金調達方法とは?種類と選び方を解説」も参考にしてみてください。

まとめ

事業資金は、創業にかかる資金や事業の運営を継続するために必要なすべての資金のことです。

事業資金は運転資金と設備資金に分けられます。運転資金と設備資金の違いは、継続的に必要になる資金かどうかです。

自己資金が不足した場合、事業資金を外部から調達することがあります。

事業資金の調達には時間が掛かる場合があります。事業資金の内訳やこれからどの費用が必要になるのかを確認しておくようにしましょう。

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